義歯新製→Brの算定

解決済回答3

こうきどうさん歯科医師

投稿日：2023/03/13

③┴③Br予定ですが抜歯後歯肉が落ち着くまで義歯を入れる予定です。所謂即時義歯として抜歯前に印象して抜歯当日から義歯セットの場合、Brに移行するまでの期間にレギュレーションはあるのでしょうか？
旧義歯→新義歯の場合は印象から６ヶ月とありますが義歯→Brの場合の参照事例が見当たらず教えて頂きたいです。

歯科診療報酬　歯冠修復及び欠損補綴

回答

ベストアンサー

回答者：

藤沢一郎さん歯科医師

投稿日：2023/03/14 8:27

歯式の表記から３から３までのBrと理解していましたが、もしや上顎の③２１１２③という設計でしょうか？
もしそうであれば、そもそもその設計では保険診療上給付外となります。③２１１２③④のようにもう１歯支台歯が必要です。余談ですが下顎の場合は③２１１２③の設計でも給付が可能です。
そして③の支台歯形成（歯冠形成）についてですが、接着冠を応用した接着Brは１歯欠損症例のみにしか適応できませんので、本症例では給付外となります。したがって選択肢は、前装冠又は３／４冠となります。これらの形成であればいずれもリテーナーの応用が可能と思われますのでご検討いただければと思います。

こうきどうさんからのコメント

Br設計は③２１１２③④で考えていました。③は悪戯に切削したくないのでエナメル限局程度の３/４冠で
接着に近似した形成量で行う予定でしたが如何せんこれではリテーナーの維持が脆弱なので苦肉の策でパーシャル検討でした。勉強になりました、有難うございます！

投稿日：2023/03/13 21:21

期間の規定はありませんが、そもそもBrを予定している状況で義歯を暫間的に使用する目的であれば、最終補綴物としての有床義歯を保険で算定することはできないものとされています。規定こそないものの相当の期間は使用できるものであることが求められています。仮に重度の歯周病であれば、歯周治療用装置の「床義歯形態のもの」等を活用することも可能ですので、補綴時診断を再度検討されることをお勧めします。

こうきどうさんからのコメント

藤沢一郎さん
早速のご丁寧な回答誠に有難うございます。
支台歯の③はCr形態ではなく接着となるようごくごく薄く、小範囲の形成で歯質愛護的な補綴をと検討してましたのでテンポラリーの維持が得られない懸念から当座義歯の準用を考えていました。
Pはないので歯周治療装置は活用できずとなれば、③Cr形成でテックが妥当ですかね？

回答者：