主病が治癒になった場合
主病が治癒になった場合
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前職のクリニックでは、主病が治癒になった場合は、副傷病にもうひとつ主病を立てていました。
(主)〇〇治癒
(主)〇〇
現職のクリニックでは主病が治癒になっても、主病は1つだけだから、そのままで良いと言われます
(主)〇〇治癒
〇〇
ただ、これだとその病名が治癒になった以降
その月の診療には主病が無いのでは?とも思ったのですが、治癒したしないは関係ないのですか?
回答
まず、文面から事務で患者の主傷病を決定されているかのような印象を受けますが、実際にそうならば主傷病は医師が決定するものですから、医師が主傷病の印をカルテ傷病名欄に記載しないようであれば、医師に依頼をしたうえで医事システムに入力するようにしましょう。
さて、「「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000984055.pdf)のPDF20ページ(医・歯・調-19)の「(15) 「傷病名」欄について」の「イ」文中では「主傷病については原則として1つ、副傷病については主なものについて記載することとし、主傷病が複数ある場合は、主傷病と副傷病の間を線で区切るなど、主傷病と副傷病とが区別できるようにすること。」と例外ケースがあり得ることを示唆しており、ご質問のケースはこれに該当していると思いますので、前職での対応が正しいものと思います。
また、ご質問のケースは以前より2つ以上の傷病名があった場合の記載方法ですが、1つの傷病名で受診していた患者について、月途中で治癒し、その後に新たな傷病名が生じて受診された場合も主傷病は当月に2つあることになりますので、同様の記載になります。
なお、記載要領では傷病名の転帰日の記載に関して定めておらず、医事システムの病名登録に転帰日を入力してもレセプト電算データには出力されないものが大半であり、主傷病が算定要件に係る診療報酬を算定する場合には敢えて摘要欄に主傷病名の転帰日等を付記しなければ返戻となる場合がありますので、ご注意ください。
詳しくありがとうございます
前職の考え方が正しいと思います。
レセプト1枚に対して、一つは主病名が必要なはずです。
医師はどのような考えでしょうか?
また、レセコンでもチェックされませんか?
そうですよね
ありがとうございます
再度確認してみます
主病が治癒した月において、他疾患がその月の主病と医師が判断すれば、その疾患にも主病として請求します。
翌月は、治癒した主病はなくなり、医師が残った疾患のうち、いずれかを当月の主病とします。
ありがとうございます
前職の考え方が正しいと思います。
次の主病名が何にあたるかは、医師と相談の上、決定だと思います。
副傷病の中からあたりを付けたうえで、事務から提案するのが妥当かと思います。
ありがとうございます!
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