診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

令和4年 D287 内分泌負荷試験

  1. 1 下垂体前葉負荷試験
    1. イ 成長ホルモン(GH)(一連として) 1200点
      1. 注 患者1人につき月2回に限り算定する。
    2. ロ ゴナドトロピン(LH及びFSH)(一連として月1回) 1600点
    3. ハ 甲状腺刺激ホルモン(TSH)(一連として月1回) 1200点
    4. ニ プロラクチン(PRL)(一連として月1回) 1200点
    5. ホ 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)(一連として月1回) 1200点
  2. 2 下垂体後葉負荷試験(一連として月1回) 1200点
  3. 3 甲状腺負荷試験(一連として月1回) 1200点
  4. 4 副甲状腺負荷試験(一連として月1回) 1200点
  5. 5 副腎皮質負荷試験
    1. イ 鉱質コルチコイド(一連として月1回) 1200点
    2. ロ 糖質コルチコイド(一連として月1回) 1200点
  6. 6 性腺負荷試験(一連として月1回) 1200点

1 1月に3,600点を限度として算定する。

2 負荷試験に伴って行った注射、採血及び検体測定の費用は、採血回数及び測定回数にかかわらず、所定点数に含まれるものとする。ただし、区分番号D419の5に掲げる副腎静脈サンプリングを行った場合は、当該検査の費用は別に算定できる。

通知

(1) 各負荷試験については、測定回数及び負荷する薬剤の種類にかかわらず、一連のものとして月1回に限り所定点数を算定する。ただし、「1」の「イ」の成長ホルモンに限り、月2回まで所定点数を算定できる。
なお、「1」の下垂体前葉負荷試験及び「5」の副腎皮質負荷試験以外のものについては、測定するホルモンの種類にかかわらず、一連のものとして算定する。

(2) 内分泌負荷試験において、負荷の前後に係る血中又は尿中のホルモン等測定に際しては、測定回数、測定間隔等にかかわらず、一連のものとして扱い、当該負荷試験の項により算定するものであり、検体検査実施料における生化学的検査(Ⅰ)又は生化学的検査(Ⅱ)の項では算定できない。

(3) 「1」の下垂体前葉負荷試験に含まれるものとしては、下記のものがある。
ア 成長ホルモン(GH)については、インスリン負荷、アルギニン負荷、L-DOPA負荷、クロニジン負荷、グルカゴン負荷、プロプラノロール負荷、ブロモクリプチン負荷、睡眠負荷等
イ ゴナドトロピン(LH及びFSH)については、LH-RH負荷、クロミフェン負荷等
ウ 甲状腺刺激ホルモン(TSH)については、TRH負荷等
エ プロラクチン(PRL)については、TRH負荷、ブロモクリプチン負荷等
オ 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)については、インスリン負荷、メトピロン負荷、デキサメサゾン負荷、CRH負荷等

(4) 「2」の下垂体後葉負荷試験の抗利尿ホルモン(ADH)については、水制限、高張食塩水負荷(カーター・ロビンステスト)等が含まれる。

(5) 「3」の甲状腺負荷試験の甲状腺ホルモンについては、T3抑制等が含まれる。

(6) 「4」の副甲状腺負荷試験の副甲状腺ホルモン(PTH)については、カルシウム負荷、PTH負荷(エルスワースハワードテスト)、EDTA負荷等が含まれる。

(7) 「5」の副腎皮質負荷試験に含まれるものとしては、下記のものがある。
ア 鉱質コルチコイド(レニン、アルドステロン)については、フロセマイド負荷、アンギオテンシン負荷等
イ 糖質コルチコイド(コルチゾール、DHEA及びDHEAS)については、ACTH負荷、デキサメサゾン負荷、メトピロン負荷等

(8) 「6」の性腺負荷試験に含まれるものとしては、下記のものがある。
ア テストステロンについては、HCG負荷等
イ エストラジオールについては、HMG負荷等

(9) 「注2」の注射とは、第6部第1節第1款の注射実施料をいい、施用した薬剤の費用は、別途算定する。

(10) 本試験に伴って区分番号「D419」その他の検体採取の「5」の副腎静脈サンプリングにより採血を行った場合、その費用は別に算定できる。

医科診療報酬 検査のQ&A

受付中回答0

腫瘍マーカー

腫瘍マーカー(例えばCEA)について
半年に一回 一般的な採血と一緒に検査をしている患者さんがいます。毎回、疑い病名をつけてます。...

医科診療報酬 検査

受付中回答2

RS・ヒトメタ・アデノウイルス・溶連菌算定回数について

初歩的な質問で申し訳ありませんが、迅速検査の算定回数を教えて頂きたいです。
小児科ですが、出来高で算定をしております。...

医科診療報酬 検査

受付中回答2

経皮的動脈血酸素飽和度測定(SpO2測定)の病名について

下記の様な説明になっておりますが、狭心症の病名で算定可能でしょうか。...

医科診療報酬 検査

受付中回答2

リンパ球刺激試験(LST)について

当月にLST3種以上を算定しました。月をまたいでまたLSTを算定するのは可能でしょうか?
また、同月内(別の日)で2種と3種以上と...

医科診療報酬 検査

受付中回答3

下部内視鏡検査鎮静剤について

初めて質問させていただきます。
大腸検査にて、ドルミカムとぺチジンをはじめて併用しました。
両方の薬剤を算定することは可能でしょうか?

医科診療報酬 検査

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。

検索した単語がハイライトで表示されます

しろぼんねっと 新規会員登録受付中! 新規会員登録で200ptプレゼント