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アムロジピンOD錠10mg「CH」

後発医薬品
販売名
アムロジピンOD錠10mg「CH」
識別コード
CH 130 10
薬価
10mg1錠 16.20円
製造メーカー
長生堂製薬

添付文書情報2023年07月改定(第15版)

商品情報

薬効分類名
冠血管拡張剤
一般名
アムロジピンベシル酸塩口腔内崩壊錠
規制区分
  • 特生
  • 特承
  • 覚原
禁忌
ジヒドロピリジン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
高血圧症、狭心症。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
本剤は効果発現が緩徐であるため、緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待できない。
用法・用量
1.高血圧症:アムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
2.狭心症:アムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込む。
慎重投与
1.過度に血圧の低い患者[更に血圧が低下する恐れがある]。
2.肝機能障害のある患者[本剤は主に肝で代謝されるため、肝機能障害患者では、血中濃度半減期の延長及び血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがあり、高用
量(10mg)において副作用の発現率が高まる可能性があるので、増量時には慎重に投与する]。
3.高齢者。
4.重篤な腎機能障害のある患者[一般的に腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下することがある]。
重要な基本的注意
1.降圧作用に基づく眩暈等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
2.本剤は血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果が認められるので、本剤投与中止後に他の降圧剤を使用するときは、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
相互作用
本剤の代謝には主として薬物代謝酵素CYP3A4が関与していると考えられている。
併用注意:1.降圧作用を有する薬剤[相互に作用を増強する恐れがあるので、慎重に観察を行うなど注意して使用する(相互に作用を増強する恐れがある)]。
2.CYP3A4阻害剤(エリスロマイシン、ジルチアゼム、リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、イトラコナゾール等)[エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用
により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある(本剤の代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる)]。
3.CYP3A4誘導剤(リファンピシン等)[本剤の血中濃度が低下する恐れがある(本剤の代謝が促進される可能性が考えられる)]。
4.グレープフルーツジュース[本剤の降圧作用が増強される恐れがあるので、同時服用
をしないように注意する(グレープフルーツに含まれる成分が本剤の代謝を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性が考えられる)]。
5.シンバスタチン[シンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある(機序不明)]。
6.タクロリムス[併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し腎障害等のタクロリムスの副作用が発現する恐れがあるので、併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整する(本剤とタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる)]。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
1.重大な副作用(頻度不明)1).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:劇症肝炎、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).無顆粒球症、白血球減少、血小板減少:無顆粒球症、白血球減少、血小板減少が現れることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3).房室ブロック:房室ブロック(初期症状:徐脈、眩暈等)が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
4).横紋筋融解症:横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意する。
2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
1).肝臓:(頻度不明)ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、肝機能障害、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、黄疸、腹水。
2).循環器:(頻度不明)浮腫[10mgへの増量により高頻度に認められたとの報告がある]、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、動悸、血圧低下、胸痛、期外収縮、洞房ブロック又は房室ブロック、洞停止、心房細動、失神、頻脈、徐脈。
3).精神・神経系:(頻度不明)眩暈・ふらつき、頭痛・頭重、眠気、振戦、末梢神経障害、気分動揺、不眠、錐体外路症状。
4).消化器:(頻度不明)心窩部痛、便秘、嘔気・嘔吐、口渇、消化不良、下痢・軟便、排便回数増加、口内炎、腹部膨満、胃腸炎、膵炎。
5).筋・骨格系:(頻度不明)筋緊張亢進、筋痙攣、背痛、関節痛、筋肉痛。
6).泌尿・生殖器:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇、頻尿・夜間頻尿、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性、勃起障害、排尿障害。
7).代謝異常:(頻度不明)血清コレステロール上昇、CK上昇(CPK上昇)、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性。
8).血液:(頻度不明)赤血球減少、ヘモグロビン減少、白血球減少、白血球増加、紫斑、血小板減少。
9).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒、蕁麻疹、光線過敏症、多形紅斑、血管炎、血管浮腫[発現した場合には投与を中止する]。
10).口腔:(頻度不明)(連用により)歯肉肥厚[発現した場合には投与を中止する]。
11).その他:(頻度不明)全身倦怠感、しびれ、脱力感、耳鳴、鼻出血、味覚異常、疲労、咳、発熱、視力異常、呼吸困難、異常感覚、多汗、血中カリウム減少、女性化乳房、脱毛、鼻炎、体重増加、体重減少、疼痛、皮膚変色。
高齢者への投与
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされていること及び高齢者での体内動態試験で血中濃度が高く、血中濃度半減期が長くなる傾向が認められているので、低用量(2.5mg/日)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間延長及び分娩時間延長することが認められている]。
2.授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行することが報告されている]。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児に対する安全性は確立していない(使用
経験が少ない)。
取扱い上の注意
1.分割後:分割後は早めに使用する(分割後やむを得ず保存する場合には、湿気、光を避けて保存する)。
2.薬剤交付時:1).PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
2).本剤をPTPシートから取り出して保存する場合は、湿気、光を避けて保存するよう指導する。
3.服用時:本剤は舌の上にのせ唾液を湿潤させ、唾液のみで服用可能である(また、水で服用することもできる)。
1.保管方法:1).使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
2).アルミピロー開封後は湿気、光を避けて保存する。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、アムロジピンOD錠10mg「CH」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
その他の注意
因果関係は明らかでないが、本剤による治療中に心筋梗塞や不整脈(心室性頻拍を含む)がみられたとの報告がある。

生物学的同等性試験
(1)アムロジピンOD錠2.5mg「CH」
アムロジピンOD錠2.5mg「CH」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(アムロジピンとして2.5mg)健康成人男子に空腹時単回経口投与(水なしで服用及び水で服用)して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
<水なしで服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
<水で服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(2)アムロジピンOD錠5mg「CH」
アムロジピンOD錠5mg「CH」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(アムロジピンとして5mg)健康成人男子に空腹時単回経口投与(水なしで服用及び水で服用)して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
<水なしで服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
<水で服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(3)アムロジピンOD錠10mg「CH」
アムロジピンOD錠10mg「CH」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(アムロジピンとして10mg)健康成人男子に空腹時単回経口投与(水なしで服用及び水で服用)して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
<水なしで服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
<水で服用>

→図表を見る(PDF)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

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ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬としての作用を示すが、作用の発現が緩徐で持続的であるという特徴を有する。
ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬は膜電位依存性L型カルシウムチャネルに特異的に結合し、細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより、冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる。非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬(ベラパミルやジルチアゼム)と比較すると、血管選択性が高く、心収縮力や心拍数に対する抑制作用は弱い。

一包可:条件付可

PTPシート又は瓶から取り出して保存する場合は、湿気、光を避けて保存するよう指導する。

分割:条件付可
粉砕:条件付可

分割後は早めに使用する。分割後やむを得ず保存する場合には、湿気、光を避けて保存する。

製造販売会社
長生堂製薬
販売会社
日本ジェネリック 

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