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ヘモクロンカプセル200mg

販売名
ヘモクロンカプセル200mg
識別コード
259
薬価
200mg1カプセル 28.30円
製造メーカー
天藤製薬

添付文書情報2021年12月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の痔疾用剤
一般名
トリベノシドカプセル
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
内痔核に伴う出血・腫脹。
用法・用量
通常、成人には1回1カプセル(トリベノシドとして200mg)を1日3回、食後に経口投与する。
合併症・既往歴等のある患者
発疹等があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、過敏症の既往の有無について十分に問診を行うこと。
9.1.1. 他の薬剤に対する過敏症や食物に対する過敏症等の既往歴のある患者:発疹等の過敏症状発現頻度が高い傾向にある。
9.1.2. 気管支喘息、アレルギー性鼻炎等アレルギー疾患の患者及びそれらの既往歴のある患者:発疹等の過敏症状発現頻度が高い傾向にある。
9.1.3. 他のトリベノシド製剤併用患者:トリベノシドの血中濃度が上昇する。
9.1.4. 関節リウマチの患者:トリベノシドの経口投与による動物実験(ラット)でアジュバント関節炎を増強させる傾向が報告されている。
相互作用
10.2. 併用注意:クマリン系抗凝固剤、ワルファリンカリウム[クマリン系抗凝固剤の作用を増強することがあるので、併用する場合は抗凝固剤の用量を調節するなど注意すること(機序は不明であるが、ラットによるプロトロンビン時間を指標とした試験で、トリベノシドはクマリン系抗凝固剤ジクマロールの作用を増強するとの報告がある)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 多形<滲出性>紅斑(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(1~5%未満)発疹、(0.1~1%未満)そう痒感、(頻度不明)発熱。
2). 消化器:(0.1~1%未満)腹痛、下痢、悪心、食欲不振、胃もたれ感、嘔吐、口内乾燥感、口角炎、口唇小水疱、(頻度不明)胃痛、便秘。
3). 精神神経系:(頻度不明)頭痛、しびれ感。
4). その他:(0.1~1%未満)顔面浮腫、倦怠感。
高齢者
一般に生理機能が低下している。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
取扱い上の注意
14.1. 薬剤調製時の注意一包化調剤は避けること。本剤は吸湿しやすい製剤であるので、PTPシートからカプセルを取り出さないように注意すること。
14.2. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
本剤は吸湿しやすい製剤であるため、アルミ袋開封後は袋の口を2~3回折りたたんで保管すること。

16.2 吸収
3H‐トリベノシド(10mg/kg)をラットに経口投与したとき、小腸より吸収され、血漿中放射能のピークは投与4時間後にみられ、その後ゆるやかに減少した。
16.3 分布
3H‐トリベノシド(10mg/kg)をラットに経口投与したとき、投与1、4、8時間後において、放射能は胃及び腸に最も高く、24時間後でも比較的高濃度であった。
16.5 排泄
3H‐トリベノシド(10mg/kg)をラットに経口投与したとき、投与72時間までの放射能の排泄率は、尿中33.6%、糞中61.5%であった。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内予備的臨床試験
内痔核(外痔核合併を含む)患者を対象に、本剤1日600mgを1~4週間経口投与した結果、改善率(改善以上)は次のとおりであった。
→図表を見る(PDF)

副作用は、36例中1例(2.8%)にそう痒感が発現した。
17.1.2 国内一般臨床試験
内痔核(外痔核合併を含む)患者を対象に、本剤1日600mgを1~2週間経口投与した結果、改善率(改善以上)は次のとおりであった。
→図表を見る(PDF)

副作用は、278例中11例(4.0%)に発疹4例、悪心・嘔吐、下痢各1例等が発現した。
17.1.3 国内二重盲検比較対照試験
内痔核(外痔核合併を含む)患者を対象に、プラセボ又はパラフレボン・センナ末配合剤投与群を対照群とし、本剤1日600mgを7日間経口投与した結果、改善率は次のとおりであった。全例に殺菌剤セトリミド含有坐剤又は軟膏を7日間併用投与した。
→図表を見る(PDF)

副作用は、197例中10例(5.1%)に腹痛、下痢各3例等が発現した。

18.1 作用機序
作用機序は明確ではない。
18.2 循環障害改善作用
18.2.1 微細循環障害抑制作用
ラットにおいて、エンドトキシンショック時に生じる血小板凝集、微細血栓の形成、血流の停滞等に抑制作用を示した。
18.2.2 血栓・出血抑制作用
ラットにおいて、セロトニン又はコンパウンド48/80を条件づけ因子とし、高張グルコースを攻撃因子としたSelyeの血栓・出血現象に対して抑制作用を示した。
18.2.3 門脈流量低下状態改善作用
腸側末端を結紮したマウスの摘出門脈の内液流出量を増加させ、また、ジヒドロエルゴタミンによる流出量減少の回復を促進した(in vitro)。
18.3 抗浮腫作用
ラットにおいて、セロトニン、ヒスタミン、プロスタグランジン、ブラジキニンによる血管透過性亢進を抑制し、デキストラン、セロトニン、カラゲニン、ナイスタチン、ブラジキニン、プロスタグランジンによる足蹠浮腫に対する抑制作用を示した。
18.4 創傷治癒促進作用
ラットにおいて、背部皮膚の切開縫合部位を牽引する方法で創傷治癒促進が認められ、背部切除創に金属リングをはめこむ方法で肉芽形成促進が認められ、また、プレドニゾロンによる創傷治癒遅延に拮抗作用を示した。

一包可:不可

一包化調剤は避ける。吸湿しやすい製剤であるので、PTPシートからカプセルを取り出さないように注意する。

分割:不可
粉砕:不可

一包化調剤は避ける。吸湿しやすい製剤であるので、PTPシートからカプセルを取り出さないように注意する。

製造販売会社
天藤製薬
販売会社
 

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