ライザケア輸液

添付文書情報2023年03月改定(第4版)
商品情報
- 禁忌
- アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化する可能性がある]。
- 効能・効果
- ルテチウムオキソドトレオチド<177Lu>による腎被曝の低減。
- 用法・用量
- 通常、成人にはルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)投与開始30分前より1回1000mLを4時間かけて点滴静注する。
- 特定の背景を有する患者に関する注意
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(10%未満)紅斑。
2). 腎臓:(10%未満)頻尿。
3). 消化器:(10%以上)悪心。
4). その他:(10%未満)注入部位血管外漏出。
- 小児等
- 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
- 取扱い上の注意
- 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
- その他の注意
- 15.1. 臨床使用に基づく情報ペプチド受容体放射性核種療法において、L-リシン塩酸塩とL-アルギニン塩酸塩を含む輸液の投与により、高カリウム血症が発現したとの報告があり、臨床症状(動悸、胸痛、全身倦怠感)や心電図異常(flattened P waves、high peaked T waves)を伴う症例も報告されている。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第I/II相臨床試験(P‐1515‐12)
ソマトスタチン受容体陽性の切除不能又は遠隔転移を有する消化管神経内分泌腫瘍患者3例に本剤投与下においてルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)を投与し、被曝線量を評価した。腎臓のルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)29.6GBqあたりの推定吸収線量(平均±SD)は、20.7±5.29Gyであった注)。
副作用は消化管、膵又は肺神経内分泌腫瘍患者全15例中、4例(26.7%)に認められた。主な副作用は悪心2例(13.3%)であった。
注)腎臓の最小耐容線量(TD5/5:5年間で5%に副作用を生じる線量)及び最大耐容線量(TD50/5:5年間で50%に副作用を生じる線量)はそれぞれ23Gy及び28Gyとされている。
18.1 作用機序
本剤は、塩基性アミノ酸のL‐リシン塩酸塩及びL‐アルギニン塩酸塩を含有し、ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)の腎臓における再吸収を競合的に阻害することで腎被曝を低減すると考えられている。
- 製造販売会社
- ノバルティス ファーマ
- 販売会社
おくすりのQ&A
当該製品の添付文書では、効能又は効果として、『次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用できない場合:緑内障、高眼圧症』と記載されています。...
添付文書内の「有効性安全性」の正確な意味を教えてください。どのような条件ならば有効性があるとするのか、安全性があるというのかをその基準を教えて欲しいのです
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