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イソプリノシン錠400mg

販売名
イソプリノシン錠400mg
識別コード
MO604
薬価
400mg1錠 155.50円
製造メーカー
持田製薬

添付文書情報2023年06月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
他に分類されないその他の代謝性医薬品
一般名
イノシンプラノベクス錠

-

効能・効果
亜急性硬化性全脳炎患者における生存期間の延長。
用法・用量
イノシン プラノベクスとして、通常1日50~100mg/kgを3から4回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能障害患者
本剤がイノシンから尿酸に代謝される結果、血中尿酸値上昇及び尿中尿酸値上昇がみられることがあるので、定期的に臨床検査(尿酸値、腎機能検査等)を行うなど観察を十分に行うこと〔9.1.1、9.1.2、9.2.1参照〕。
9.1.1. 痛風又は血中尿酸値上昇している患者:血中尿酸値が上昇し、症状が増悪することがある〔8.重要な基本的注意の項参照〕。
9.1.2. 尿路結石又は腎結石のある患者:血中及び尿中の尿酸値が上昇し、症状が増悪することがある〔8.重要な基本的注意の項参照〕。
9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:尿酸の排泄が遅延することがある〔8.重要な基本的注意の項参照〕。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 代謝:(5%以上)高尿酸血症、(頻度不明)尿路結石。
2). 血液:(1~5%未満)赤血球増加、血小板増加、白血球減少等。
3). 肝臓:(1~5%未満)AST上昇・ALT上昇・Al-P上昇・LDH上昇、(頻度不明)γ-GTP上昇等。
4). 過敏症:(1~5%未満)発疹。
5). 消化器:(1~5%未満)消化管出血、嘔気・嘔吐、胃痛。
6). その他:(1~5%未満)間質性肺炎。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている)。
適用上の注意
14.1. 薬剤投与時の注意幼児等への投与に際しては薬剤がのどにつかえることのないよう、十分注意し投与すること。
その他の注意
15.2. 非臨床試験に基づく情報動物実験(ラット)で一過性の角膜上皮の空胞化が認められている。

16.1 血中濃度
健康成人男性各2例に本剤3g又は4gを単回経口投与し、本剤の構成成分であるinosine、p‐acetamidobenzoic acid(PAcBA)及びN,N‐dimethylamino‐2‐propanol(DIP)を測定したところ、PAcBAが投与後30分~1時間、DIPが投与後1~2時間で最高血中濃度を示し、以後低下し、投与後24時間にはほぼ消失した。一方、inosineは生体内物質であるため、本剤由来のinosineの血中動態は把握出来なかった。
16.5 排泄
健康成人男性各2例に本剤3g又は4gを単回経口投与したところ、投与後24時間までのPAcBAの尿中総排泄量は投与量の54.7~93.5%、DIPの尿中総排泄量は投与量の66.7~80.0%であった。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床成績
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)患者を対象とした遡及的調査において、本剤を89例に1日26~190mg/kg、37日~5年1ヵ月間投与したところ、添付文書の図に示すとおり、本剤非投与62例(対照群)に比し、生存期間の延長がみられた。また、臨床経過の総合判定においては、経過良好以上が31.4%(27/86例)であった。

副作用発現頻度は、19.1%(17/89例)であった。主な副作用は、高尿酸血症6.7%(6/89例)であった。

18.1 作用機序
イノシン プラノベクスは抗ウイルス作用と免疫賦活作用により、SSPE患者の臨床症状の進行を遅らせて、生存率を延長させる。
18.2 抗ウイルス作用
本剤は、高濃度ではあるがSSPEウイルスの増殖を抑制した(in vitro)。
本剤は単純ヘルペスウイルス、ワクチニアウイルスなどのDNAウイルス及びインフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルスなどのRNAウイルスの増殖を抑制し、比較的広い抗ウイルススペクトルを有する(in vitro)。
単純ヘルペスウイルスType2感染ハムスターの生存率を上昇させ、また、免疫抑制下におけるインフルエンザウイルス感染マウスに対しても治療効果を示した。
18.3 免疫賦活作用
本剤は、phytohemagglutinin(PHA)、concanavalin A(Con A)及びリンパ球混合培養によるリンパ球の分裂増殖を促進したが、lipopolysaccharide(LPS)による分裂増殖を促進しないことから、主としてTリンパ球に作用するものと思われた(in vitro)。また、抗体産生を増強し、特に二次反応をより強く増強した(in vitro)。さらに、細胞性免疫能及びマクロファージ機能を増強した(マウス)。

一包可:不可
分割:不可
粉砕:不明

本剤を粉砕し、室温・散乱光、曝光、及び25℃75%RH(遮光)の条件下において4週間保存したが、定量値に変化は認められなかった。外観上、25℃75%RH(遮光)の条件下では、粉砕1週間後から重量の増加及び一部分に潮解が認められた。

製造販売会社
持田製薬
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