ツムラ猪苓湯エキス顆粒(医療用)
添付文書情報2013年03月改定(第5版)
商品情報
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- 効能・効果
- 尿量減少、小便難、口渇を訴えるものの次の諸症:尿道炎、腎臓炎、腎石症、淋炎、排尿痛、血尿、腰以下の浮腫、残尿感、下痢。
- 用法・用量
- 1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避ける。
2.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
- 1.過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2.消化器:(頻度不明)胃部不快感等。
- 高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
- 小児等への投与
- 小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
1.結石形成抑制作用
(1)混餌投与したネコから得られた尿に水酸化アンモニウムを添加したところ、ストルバイト結石の形成が抑制された(in vitro)。
(2)シュウ酸カルシウム結石形成モデルラットに経口投与したところ、結石形成及び結石による水腎又は水尿管の発症が抑制された。
(3)マグネシウム添加飼料を摂取させたネコに混餌投与したところ、尿中のストルバイト結石量が減少した。また、血尿の頻度及び重症度が改善された。
2.抗腎炎作用
(1)抗糸球体基底膜抗体腎炎ラット及び免疫複合体腎炎ラットの両モデルに経口投与したところ、尿中蛋白排泄量、血清中総コレステロール及び尿素窒素量の増加が抑制された。
(2)ラットに経口投与したところ、尿中蛋白排泄量が減少した。また、ゲンタマイシンの皮下注射による近位尿細管由来逸脱酵素N‐アセチル‐β‐グルコサミダーゼの尿中排泄量増加及び近位尿細管上皮細胞障害が抑制された。
- 一包可:条件付可
吸湿性が高いので、グラシン紙等防湿効果のない分包材質で調剤した場合は、交付時に取り扱いについて十分注意する旨患者に伝える。@グラシン紙等に分包した場合は、チャック付きのビニール袋や茶筒等の密閉性の良い容器に入れ、しっかり蓋をして、直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しいところに保管する。その際、容器の中に乾燥剤を入れることが望ましい。
- 分割:条件付可
- 粉砕:条件付可
- 製造販売会社
- ツムラ
- 販売会社
おくすりのQ&A
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