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ボースデル内用液10

販売名
ボースデル内用液10
薬価
10mg250mL1袋 852.50円
製造メーカー
MeijiSeikaファルマ

添付文書情報2019年07月改定(第9版)

商品情報

薬効分類名
その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く)
一般名
塩化マンガン四水和物液
禁忌
1.消化管穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、腹膜炎等の重篤な症状を引き起こす恐れがある]。
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
本剤はT2強調画像で陰性造影効果を示し、なお、T1強調画像では陽性造影効果を示す。
用法・用量
1袋250mL[塩化マンガン四水和物36mg(マンガンとして10mg)を含む]を経口投与する。
相互作用
併用注意:テトラサイクリン系経口抗生物質、ニューキノロン系経口抗菌剤、セフジニル<服用>[併用薬剤の作用が減弱する恐れがあるので、造影終了後3時間程度服用時間をあける等注意する(消化管内で難溶性のキレートを形成して併用薬剤の吸収を阻害することが考えられる)]。
副作用
承認時までの調査213例中、副作用の発現例数は38例(発現率17.8%)44件であった。主な副作用は軟便16件(7.5%)、下痢5件(2.3%)、腹痛3件(1.4%)、腹鳴3件(1.4%)、血清鉄低下6件(4.8%:血清鉄検査実施例数125例)、血清フェリチン減少2件(2.6%:血清フェリチン検査実施例数78例)等であった。
市販後の使用成績調査1,167例中、副作用の発現例数は11例(発現率0.9%)14件であった。主な副作用は下痢6件(0.5%)、軟便2件(0.2%)等であった(再審査終了時)。
次記のような副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)発疹・蕁麻疹。
2.消化器:(0.1~5%未満)軟便、下痢、腹痛、腹鳴、悪心、腹部膨満、(0.1%未満)胸やけ。
3.精神神経系:(0.1~5%未満)眠気、頭痛。
4.その他:(0.1~5%未満)血清鉄低下、血清フェリチン減少、(0.1%未満)尿蛋白陽性、尿糖陽性。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意する。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、ウサギの100mg/kg/日以上の投与群で妊娠早期の全胚死亡・胎仔死亡が、ラットの200mg/kg/日以上の投与群で出生仔体重増加抑制が報告されている]。
2.授乳中の婦人には本剤投与後48時間は授乳を避けさせる[実験(ラットのマンガン静注)で乳汁中への移行が報告されている]。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
適用上の注意
1.本剤は経口投与以外には使用しない。
2.投与の際には、本剤容器(アルミラミネートフィルム製のパウチ)から紙コップなどの非金属容器に移す。
3.本剤は1.0T以上のMRI機器で使用することが望ましい(1.0T未満のMRI機器での使用経験がない)。
4.通常、本剤服用後、造影効果は約20分後まで持続するが、胃内通過時間は個人によって大きく異なることがあるので注意する。なお、追加投与による有効性は確立していない(使用経験がない)。
5.1回の検査にのみ使用し、飲み残した場合は液剤を廃棄する。

1.血液および血清中濃度
健康成人男子6名に本剤18、54、162mgを経口投与したところ、1名(54、162mg投与時)に一過性の血液中マンガン濃度の上昇が認められたが、投与量との関連性は認められなかった。また他の被験者では血液中濃度の変動は認められなかった。血清中マンガン濃度は、2名(54、162mg投与時1名、162mg投与時1名)に一過性の上昇が認められたが、これらはいずれも正常範囲内(7ng/mL以下)であった。その他の被験者ではいずれの用量においても投与前後で変化はなく、ほとんどが定量限界(1ng/mL)程度であった。
2.排泄
健康成人男子6名に本剤18、54、162mgを経口投与したところ、投与後48時間までのマンガンの尿中排泄量はいずれも投与量の0.01%未満であった。また162mg投与後48時間までに投与量の88%以上が糞中に排泄された。

胆嚢、胆管、膵管またはその周辺領域に病変が疑われる患者を対象とし、塩化マンガン四水和物36mgを投与して実施された第III相臨床試験で、投与された106例での有効率は、MRCP90.5%(95/105)、T1強調94.6%(88/93)であった。

本剤の有効成分は塩化マンガン四水和物中のマンガンである。マンガンイオン(Mn2+)は常磁性を示すため、MRI検査において本剤を投与するとMn2+の強い磁気モーメントにより組織中の水プロトンの緩和時間が短縮する。このためT2強調画像におけるMRI信号の消失によりコントラストが増強される(陰性造影効果)。なお、同じ用量でT1強調画像ではMRI信号強度の上昇によりコントラストが増強される(陽性造影効果)。

一包可:
分割:
粉砕:
製造販売会社
MeijiSeikaファルマ
販売会社
協和キリン 

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