コーディングについて
コーディングについて
- 解決済回答1
DPCの病名選択におけるダブルコーディングの件です。厚労省のコーディングテキストにて、医療資源病名として、例えば糖尿病性白内障を選択する際、白内障の治療が主体の場合は糖尿病性白内障(H280)を選択することと、と記載がありました。しかし、診療情報提供サービスの傷病名マスタを検索すると、H280は登録がなく、保険請求上存在しないICDコードとなっています。
その場合はE113を選択するのでしょうか?どなたかご教示ください。よろしくお願いいたします。
回答
ぽん さんが「H280」を検索した診療情報提供サービスの傷病名マスター検索(http://shinryohoshu.mhlw.go.jp/shinryohoshu/searchMenu/doSearchInputBp)の「・傷病名コード<半角数字で入力してください>」欄に入力したICD10コードで検索される傷病名は、診療情報提供サービスのファイルダウンロードから「傷病名マスター」(http://shinryohoshu.mhlw.go.jp/shinryohoshu/downloadMenu/bFile)をダウンロードして得られる「b_20210101.txt」をエクセルにインポートした際にP列(=ICD-10-1(2013)(基礎疾患の分類番号))にそのICD10コードが登録されている傷病名です。「H280」はQ列(=ICD-10-2(2013)(症状発現の分類番号))にしか登録されていないICD10コードのため、検索結果が「該当する項目はありませんでした。」になります。
「糖尿病性白内障」を例に挙げると、「b_20210101.txt」のP列(=ICD-10-1(2013)(基礎疾患の分類番号))には「詳細不明の糖尿病,眼合併症を伴うもの」のICD10「E143」が、Q列(=ICD-10-2(2013)(症状発現の分類番号))には「糖尿病(性)白内障」のICD10「H280」が登録されています。「傷病名マスター」の詳細は「傷病名マスターファイル仕様説明書」(http://shinryohoshu.mhlw.go.jp/shinryohoshu/file/style/bshiyou.pdf)をご確認ください。
「DPC/PDPS 傷病名コーディングテキスト改定版(第4版)」のP.30「3.医療資源病名が「ICD(国際疾病分類)」における複合分類項目に該当する場合」の点線囲み内の②については、記載の通り糖尿病性白内障で白内障治療が主体の場合はH280、糖尿病の治療が主体の場合はE113を選択します。
かっちゃん様
コメントいただきありがとうございました。検索結果のみで判断してしまっていました。傷病名マスターファイル使用説明書を参照しながら、当院電算担当とともに再度病名の確認をしたいと思います。
ご丁寧に回答いただきありがとうございました。
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