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初期・早期加算について

初期・早期加算について

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質問させていただきます。
慢性硬膜下血腫で脳血管リハの初期・早期加算は算定可能でしょうか?また、発症日は診断日で間違いないでしょうか?よろしくお願いいたします。

回答

 かなり前に厚生局に確認した際に得られた回答の要旨は以下のとおりです。

・慢性硬膜下血腫は発症日が明確でないため、リハビリ起算日は「最初に診断された日」となります。
・初期加算、早期加算は急性疾患への早期リハビリを評価したもので、慢性疾患は対象となりません。
・初期加算、早期加算の起算日はともに「発症、手術又は急性増悪の日」であり、「最初に診断された
 日」は対象となっていないため、算定はできません。

以前、慢硬の急性増悪で請求した事例があります。
頭部打撲による慢硬の患者さんが、意識障害で緊急受診され、CTで血種の増大を認めたので、入院してリハビリを開始したケースでした。入院診療計画書には「慢性硬膜下血種の急性増悪」とあったため、入院日で病名を付け、症状詳記を医師にお願いしてレセプトに添付しました。

当院では、過去に査定ありまして、慢性疾患なので、加算対象にはならないとのことでした。

下記ネット上にありました。参考にしていただければ幸いです。

(平成14.4.5全国保険医団体連合会)のQ&Aでは次のようになっています。

問:「急性発症した脳血管疾患等の疾患の患者」について
①転医等の場合の起算日はいつからか。
→前医療機関の起算日を継続する。ただし、前医療機関に受診する前から発症していた場合は、発症日が起算日となる。
②発症日が不明な場合はいつを起算日とするか。
→入院日、または外来の場合は初診日とする。
③発症日を明細書に記載するのか。
→記載する。

 慢性とありますので、算定不可と考えます。元となる疾患があり、慢性的な疾患になったと判断されるかと思います。
 急性硬膜下血腫であれば、現時点で罹患した疾患となりますので加算の算定は可能かと思います。 
 慢性疾患の診断日は他院を含めての診断日となるかと思います。 

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