Ｊ００１－４重度褥瘡処置の対象ＤＥＳＩＧＮ－Ｒ分類について

解決済回答4

サコさん医療事務（医事）

投稿日：2021/06/19

皮下組織に至る褥瘡（筋肉、骨等に至る褥瘡を含む。）（ＤＥＳＩＧＮ－Ｒ分類Ｄ３､Ｄ４及びＤ５）に対して褥瘡処置を行った場合に算定する。

と通知にありますが、深さがUの場合は、重度褥瘡処置に該当しないと考えるのでしょうか？
わからなくなってしまい、どなたかご教示ください。
よろしくお願いいたします。

医科診療報酬　処置

回答

ベストアンサー

回答者：

かっちゃんさん医療事務（医事）

投稿日：2021/06/19 13:25

　Ｊ００１－４重度褥瘡処置について通知（１）「皮下組織に至る褥瘡（筋肉、骨等に至る褥瘡を含む。）（ＤＥＳＩＧＮ分類Ｄ３､Ｄ４及びＤ５）に対して褥瘡処置を行った場合に算定する。」となったのは、2010年診療報酬改定で、2010年当時はすでに「DESIGN-R 2008年改訂版」がありましたが、まだDESIGN分類とDESIGN-R分類が共存しており診療報酬ではDESIGN分類が採用されました。
　当時のDESIGN分類は2002年版が最新で「DU」がなく「D5」が「関節腔、体腔に至る損傷または、深さ判定が不能の場合」となっていました。

　重度褥瘡処置でDESIGN-R分類になったのは2014年診療報酬改定で、この当時はDESIGN-R分類2013年版があり、「D5」が「関節腔、体腔に至る損傷」、「DU」が「深さ判定が不能の場合」となっていました。ところが、何故か診療報酬点数表で「DU」が重度褥瘡処置の対象に含まれなかったため、「深さ判定が不能の場合」では重度褥瘡処置が算定できないと読めてしまう状態になりました。

　この状態がこれまで続いてきましたが、2020年12月に「DESIGN分類2020年版」が出て、「DU」が「壊死組織で覆われ深さの判定が不能」となり、「D5」よりも「DU」のほうが重症度が高いことが示されたように思います。
　ただし、現行の診療報酬点数表は2020年4月に出ておりまだ「DESIGN分類2020年版」が出ていなかったため、「D5」よりも重症度が高そうな「DU」で重度褥瘡処置の対象となるのかは審査側に確認するしかないと思います。

　なお、重度褥瘡処置の通知（１）のDESIGN-R分類について「DESIGN-R分類は○年版とする」という規定がそもそもないのが問題だと思っています。もしかしたら、重度褥瘡処置ではDESIGN分類初採用の当時のまま「D5」には「DU」が含まれ「関節腔、体腔に至る損傷または、深さ判定が不能の場合」なのかもしれませんが、これも審査側に確認するしかないと思います。

サコさんからのコメント

回答ありがとうございます。
同じくUが重症度が高いと知り疑問に思ったところでした。
ただ、通知にはD5までしか記載がないので、重度に対する評価が分からなくなってしまってました。
今のところは、満たされないというところでしょうね。
今後の確認が必要ではありますね！
ありがとうございました。

投稿日：2021/06/19 13:44

　先程の回答で「DESIGN分類2020年版」と記載してしまいましたが「DESIGN-R分類2020年版」の誤りです。失礼致しました。

回答者：