くまさんへ 退院時処方の件について
くまさんへ 退院時処方の件について
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入院中に処方したものが残り、それをそのまま退院時に渡している場合は、退院処方としての出来高算定はできません。
医学通信社のDPC点数早見表のQ&Aに
Q「入院中に処方した薬剤に残薬が生じた場合、在宅でも使用可能なものについては退院時処方として医科点数表に基づき別に算定することができるか。」
A「残薬に相当する処方を中止した後に、改めて退院時処方として処方することで算定することができる。」
とあります。
よって、当院では、退院日までの分と退院後の分は分けてオーダーしてもらっています。分けられていないものは、包括のままにしています。
回答
くまさんのご質問がDPC対象病院なのか、出来高算定病院で投薬に係る費用が包括されている入院基本料を算定する病棟の退院なのかが分からなかったのですが、どちらにしても退院時処方として投薬されたものを入院中から服用させる運用が良くないのだと思います。
退院時処方はそれ専用にして薬局から払い出し、残薬は中止・返納するのが一番分かりやすく、くまさんのご質問のようなことを考えずに退院時処方の会計入力ができます。
ただ、そうは言っても定期処方服用開始日と退院日が近かった場合はこのような問題が起こりやすいですし、一包化された薬剤を返納されても薬局としては面倒なので残薬は返納せずに退院後の服薬に回してしまう運用としてる病院も多いと思います。
また、中止分の薬剤は入力済会計データから削除する必要はありますが、もともと包括で患者負担には関係ないのでそこまでしていない病院が多いように思います。ただ、原価管理やEFファイルには影響が出ますね。
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