手技について
手技について
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その後、脱臼を繰り返したため、再度骨頭挿入術とカップ設置を行いました。
この場合は、人工関節置換術になるのでしょうか?
また、骨頭挿入術と人工関節置換術どちらも算定可能でしょうか?
回答
>再度骨頭挿入術とカップ設置を行いました。
設置したカップは下記のA、Bどちらでしょうか?
A.057 人工股関節用材料
(1)骨盤側材料
①臼蓋形成用カップ(直接固定型)
②臼蓋形成用カップ(間接固定型)
B.057 人工股関節用材料
(2)大腿骨側材料
④人工骨頭用
ア モノポーラカップ
イ バイポーラカップ(Ⅰ)
ウ バイポーラカップ(Ⅱ)
算定する手技は使用材料が、
Aならば、K082 人工関節置換術「1 股」
Bならば、K081 人工骨頭挿入術「1 股」
になると解されます。
なお、ご質問には「再度骨頭挿入術と・・・」と記載しながら「この場合は、人工関節置換術になるのでしょうか?」と書かれている点が非常に気なります。そもそも手術伝票や手術記録に記載されいる術式は何でしょうか?
>また、骨頭挿入術と人工関節置換術どちらも算定可能でしょうか?
使用した材料によりK082 人工関節置換術またはK081 人工骨頭挿入術のどちらか一方での算定となります。
伝票には人工関節置換術
手術記録には再人工骨頭挿入術+カップ設置
と書いてありました。
なお、
骨頭挿入術と人工関節置換術どちらも算定可能か?
という質問は、
1回目に施行した人工骨頭挿入術と
2回目に施行した人工関節置換術が
どちらとも算定可能かという意味です。
>伝票には人工関節置換術
>手術記録には再人工骨頭挿入術+カップ設置
>と書いてありました。
→その状態ですと人工関節置換術、人工関節置換術どちらが正しいのか判断しかねます。「カップ設置」のカップが先の回答のうちA、Bどちらに当たるのかご確認いただく必要があります。
>1回目に施行した人工骨頭挿入術と
>2回目に施行した人工関節置換術が
>どちらとも算定可能かという意味です。
→K082-3 人工関節再置換術については「K082 人工関節置換術から6か月以上経過して行った場合にのみ算定できる」という規定がありますが、K081 人工骨頭挿入術とK082 人工関節置換術の間には特に規定はないため、算定可能と思われますがK081 人工骨頭挿入術からK082 人工関節置換術へと至った経緯、医学的必要性をレセプトに付記する必要はあると思います。
ご丁寧な回答、ありがとうございました。
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