家族性高コレステロール血症診断のためのアキレス腱レントゲンについて
家族性高コレステロール血症診断のためのアキレス腱レントゲンについて
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これまで病名は「家族性高コレステロール血症の疑い」で詳記もなしで通っていましたが、ある時から急に査定されるようになりました。
確かに足のレントゲンの適応病名に家族性高コレステロール血症は含まれないようですが、どんな病名、詳記をつければ査定されないようになるでしょうか?
また、左右差がないか確認のため両足のレントゲンを撮影した場合、点数は左右別々で算定できるのでしょうか?
回答
〉病名、詳記をつければ査定されないようになるでしょうか?
→それは医師が医学的根拠に基づき行うものであり、事務が考える事ではありません。直接、貴院医師にご確認ください。
対称器官、対称部位のレントゲン撮影については、第1節 エックス線診断料の通知1「エックス線診断に係る一般的事項」の(8)
(8) 耳・肘・膝等の対称器官又は対称部位の健側を患側の対照として撮影する場合における撮影料、診断料については、同一部位の同時撮影を行った場合と同じ取扱いとする。
に従い、患側が両側ならば別々、患側が片側のみで健側との比較ならば同一部位の同時撮影として算定します。
ご回答ありがとうございます。
病名について、医師に確認したところ「家族性高コレステロール血症で通るはず」とのことで、審査機関への確認でも明確な回答が得られなかったためこちらで質問させていただいておりました。
他で同じように検査されている医院さんはどのようにされているかお伺いしたいです。
また、レントゲン撮影について
> 患側が両側ならば別々、患側が片側のみで健側との比較ならば同一部位の同時撮影として算定
は承知しておりますが、
「どちらか(あるいは両方)に疾患がある かもしれない」ので撮影した場合、またその結果「どちらも異常なかった」場合は両方を患側と疑ったとして別々の算定ができるかお伺いしたいです。
言葉足らずで申し訳ありません。ご教示いただけますと幸いです。
最初のご質問から気になっていたのですが、足のレントゲンのレセプト記載は「足X-P」「アキレス腱X-P」どちらですか?アキレス腱肥厚の確認であれば「アキレス腱X-P」が正しいと思います。
ご質問では終始「足のレントゲン」(=足X-P)とされていますが、足X-Pですと別の疾患が必要になると思いますが、その辺りは確認されましたか?
家族性高コレステロール血症を疑ってのアキレス腱X-Pであれば、病名は不要とは思います。病名は医師が付けるものであり事務が言うべきとことではありませんが、強いて病名を言うならば「両アキレス腱黄色腫症の疑い」になると思います。
病名を付けずに「アキレス腱X-P」の必要性をコメントするならば、貴院医師がその診療を必要とした医学的根拠を付記していただけばよろしいかと思います。
なお、「両アキレス腱黄色腫症の疑い」ならば両側を患側としますので、疑いであってもそれぞれレントゲン撮影の手技料は別々に算定します。診断の結果、「両アキレス腱黄色腫症」ではなかったとしもその算定は変わりません。
日本動脈硬化学会 家族性高コレステロール血症診療ガイドライン 2017にはアキレス腱肥厚の評価について記載がありますが審査という視点になると標準的なものではないのかも知れません。
ガイドラインに沿った治療内容、医学的根拠を丁寧に記載する他ないと思われます(過去に当院でも事例ありますが、全て認められております。)。
レントゲンについては両足を患側として撮影したならば算定については問題ないかと思います。両足アキレス腱肥厚が診療に必要ならばその旨も詳記されるとなお良いかと考えます。
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