回復期リハビリテーション病棟からの転棟後の指示

投稿日：2022/01/10 9:54

　回答が付かないようなので私見ですが回答します。

　回リハ病棟入院中に回リハ専任医師が出した看護指示やリハビリテーションの指示が転棟後も変更がない場合ですが、内容に変更が無いならば回リハ専任医師が新たに指示を出す必要がないため、「転棟前の回リハ病棟専任医師が出してもよいのでしょうか？」という心配はないと思うのですが、いかがでしょうか？

　ご質問は本旨は「回リハ病棟専任医師が出した指示が転棟後に継続するとしても、回リハ病棟専任医師は指示止めをして、同じ指示内容を転棟後の主治医で出し直しをしなくて良いのか？」という意味でしょうか？

　転棟後の担当医師はその患者に対して出ている指示等に責任を持つ必要があると思いますので、回リハ病棟専任医師が出した指示が転棟後に継続する場合、担当医師にて「回リハ病棟の指示を続行」の旨の指示を出すか、回リハ病棟専任医師が出した指示を「指示止め」して、担当医師にて同様の指示を出す必要があると思います。これは病院毎の運用にもよるため院内で決めておく必要があると思います。

　なお、施設基準における「専任」とは一般的に「５割以上当該業務に従事している者」とされていますので、回リハ病棟専任医師が転棟後の担当医師から当該患者に関するコンサル依頼に「就業時間の５割未満内の範囲内」で対応することに問題ないと解されます。