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術前検査について

術前検査について

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当院は皮膚科です。

足のこうの皮膚腫瘍の摘出手術をクリニックで行う場合、術前検査で必要な項目と行った検査て必須なレセプトコメントが知りたいです。

宜しくお願いします。

回答

 「手術前検査」「術前検査」等、審査に趣旨が伝わるコメントであればよろしいかと思います。

 なお、当院では同一レセプト上に手術がある場合は「術前検査」等コメントは付けていません。検査を外来、手術を入院で行う場合は外来レセプトに「入院にて手術予定」を付記、術前検査実施月の翌月に手術実施ならば外来レセプトに「○月手術予定」を付記しています。

ご丁寧にありがとうございます。

先生がHIVの項目を検査項目に入れているんですがこちらを算定する場合も「術前検査」のコメントのみで大丈夫でしょうか?

何度もすみません。

 HIV検査は「術前検査」では認められませんし、単に「HIV感染症の疑い」の病名を付けただけでは認められません。
 保険診療では、患者の過去の経過、症状等から、医師が本当に診療上HIV検査が必要と判断した場合に請求が認められます。また、カルテにそのような判断に至った医学的根拠を明記している必要があります。
 なお、社会保険診療報酬支払基金様ホームページの審査情報提供事例95(https://www.ssk.or.jp/shinryohoshu/teikyojirei/ika/kensa/jirei95.html)、同事例96(https://www.ssk.or.jp/shinryohoshu/teikyojirei/ika/kensa/jirei96.html)でもHIV検査は入院時検査、術前検査では認められない旨が掲載されています。

 また、単にHIV検査を術前検査として行う場合は医療機関が負担することとなります。HIV検査を行う場合、検査同意書が必要ですが、一部の医療機関では患者の自己負担となることを含めた同意書を取って自費請求しているようです。しかし、保険請求できないからといって患者に負担させてはいけません。

 なお、エイズ拠点病院においては入院時検査、術前検査ともに病名なしで認められる傾向にあるようで、「HIV感染症の疑い」の病名も必要ないと言われているようです。

ありがとうございました。
大変勉強になりました。

術前検査で必要な項目
→必ず施行しておかなければならない項目はないかと思います。医師が術前に知っておきたい項目を施行するかと思います。一般的な項目でしたら施行に対して問題ないと思います。特殊な項目でしたら、施行する医学的根拠、その項目に対する適応病名が必要かと考えます。

必須なレセプトコメント
→術前につき諸検査施行 等でしょうか。そのまま事実をコメントとして記載すれば問題ないかと思います。

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