赤本と青本について
回答
赤本は厚労省発出の告示・通知を出版社が独自の解釈を持って解説する書籍のことで、青本とは社会保険研究所が出版している厚労省発出の告示・通知をそのまま収載した法令集のことです。書名は「歯科点数表の解釈」といいます。紛らわしいのは表紙の色が白色と緑色の二色なのに青本と呼ぶことで、実際に青い他の書籍のことと誤解されていることが多いので御注意ださい。緑色の信号を英語では「Green light」と呼ぶのに日本語では「青信号」と呼ぶように、緑色のことを青と呼ぶのは日本の官僚特有の慣わしだからです。
どちらも民間が出版するものですので、公的なものではありませんが
いわゆる青本と呼ばれる「歯科点数表の解釈」は官報を(多少番号等を見やすくしているが)そのまま掲載しているものであり、これを算定根拠とすることは慣習的に行われています。
赤本とは、医歯薬出版社が出しているものであったり、保険医協会で出版しているものがあったり、などですが、いずれも民間会社が独自に解釈しているものであり、かなりの記載ミスが多く、これを保険請求の根拠とすることはできません。あくまで「参考書」程度ですのでご留意下し。
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