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訪問診療での輸血について

訪問診療での輸血について

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上記についてご教授お願い致します。
訪問診療を行っているクリニックです。

今後、輸血を行うかもしれないとの事で、血液センターへ登録をされました。
請求する算定項目は在宅の区分、または手術の区分になるのでしょうか?

今までに経験がなく、見当が付かないのでこちらに質問させて頂きました。

算定項目や届出など詳しくご教授いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

回答

まず、K920輸血のところをよくお読みください。
輸血の種類は、おそらく保存血(赤血球製剤)だと思うので、基本的には以下のとおりです。
①から③までを算定します。

①手技料
 K920の「2」により算定、最初の200mLは「イ」の450点、その後200mLごとに350点。
 保存血は、実際の総量又は原材料として用いた血液の総量のうちいずれか少ない量で計算します。
 例えば、赤血球ーLR400mL由来は、400mLの血液から不要なものを取り除き、保存液などを加え
 た容量は280mLになるので、手技料は
  450点(最初の200mLまで)+350点(201~280mLまで)=800点となります。
②輸血に伴う検査
 実際におこなった検査を「加算」として算定します。
 血液型(ABO・Rh)は「注5」の54点
 不規則抗体検査は「注6」の197点
 血液交叉試験(クロスマッチ)は「注8」の30点(血液バッグ1袋ごと) などです。
③輸血した血液代

なお、輸血をおこなう場合には、輸血の必要性、危険性等について患者さんに文書で説明し同意を
得る必要があるほか、記録の保管については、診療録とは別に以下に関する記録を作成する必要が
あり、作成した記録は、診療録とは別に、少なくとも使用日から20年を下回らない期間保管する必
要があります。
 1.患者氏名、住所
 2.製品名及び製造番号(ロット番号)
 3.投与日
 4.その他保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するために必要な事項

また、実際に輸血がおこなわれたときに、ご不明な点がありましたらご質問ください。

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