ピコスルファートNa錠2.5mg「サワイ」
添付文書情報2014年06月改定(第6版)
商品情報
- 禁忌
- 1.急性腹症が疑われる患者[腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪する恐れがある]。
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 各種便秘症、術後排便補助、造影剤<硫酸バリウム>投与後の排便促進。
- 用法・用量
- 各種便秘症には、1日1回ピコスルファートナトリウム水和物として5~7.5mgを経口投与する。7~15歳の小児に対しては、1日1回ピコスルファートナトリウム水和物として5mgを経口投与する。術後排便補助、造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進には、1日1回ピコスルファートナトリウム水和物として5~7.5mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 次のような副作用が現れた場合には投与を中止する等、適切な処置を行う。
1.消化器:(頻度不明)腹部不快感、腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、腹部膨満感、下痢等。
2.皮膚:(頻度不明)蕁麻疹、発疹等。
3.肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等。
- 高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
- 取扱い上の注意
- 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
安定性試験:PTP包装(PTPシートをアルミピロー包装(乾燥剤入り))及びバラ包装(アルミ袋(乾燥剤入り))したものを用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
・溶出挙動
本製剤は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められた規格に適合していることが確認されている。
1.胃・小腸ではほとんど作用せず、大腸にて大腸細菌叢由来のアリルスルファターゼにより加水分解され、活性型のジフェノール体となって腸管粘膜を刺激し、大腸の蠕動運動を亢進させ水分吸収を抑制することにより緩下作用を示す。
2.薬効比較試験:体重3~5kgの雌雄ネコ(各群5匹)にピコスルファートNa錠2.5mg「サワイ」10錠又は対照品3.3mL(ピコスルファートナトリウム水和物として25mg)を水30mLとともに経口投与し、比較群には水30mLのみを経口投与したところ、当社品群及び対照品群は比較群に比べて腸管蠕動運動の亢進作用を反映すると考えられる初回排便時間、排便回数が有意に亢進し、また、腸管内での水分吸収阻害作用を反映する便硬度が有意に軟化した。
- 一包可:不明
バラ包装
- 分割:可能
- 粉砕:可能
- 製造販売会社
- 沢井製薬
- 販売会社
おくすりのQ&A
4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?
いつもお世話になっております。
2型糖尿病の薬、リベルサスについてですが、外来患者さんに投与した場合、コメントが必要でしょうか?特殊な薬なのでしょうか?...
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