クロベタゾールプロピオン酸エステルローション0.05%「ラクール」
販売名
クロベタゾールプロピオン酸エステルローション0.05%「ラクール」
薬価
0.05%1g 17.40円
製造メーカー
東光薬品
添付文書情報2020年05月改定(第12版)
商品情報
薬効分類名
副腎皮質ホルモン製剤
一般名
クロベタゾールプロピオン酸エステル液(1)
規制区分
- 習
- 処
- 生
- 特生
- 特承
- 毒
- 劇
- 麻
- 覚
- 覚原
- 向
- 禁忌
- 1.細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬・けじらみ等)[感染を悪化させる恐れがある]。
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
3.鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れる恐れがあり、また、感染の恐れがある]。
4.潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れる恐れがある]。
- 効能・効果
- 主として頭部の皮膚疾患:頭部湿疹・皮膚炎群、頭部乾癬。
- 用法・用量
- 1日1~数回適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 1.皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか又はこれらとの併用を考慮する。
2.皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頚、陰部、間擦部位の皮疹への使用には、適応症、症状の程度を十分考慮する。
3.大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)]により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状が現れることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避ける。
4.本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止する。
5.症状改善後は、速やかに他のより緩和な局所療法に転換する。
- 副作用
- 本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した(再審査対象外)。
- 重大な副作用
- 1.重大な副作用
眼圧亢進、緑内障、白内障(頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすことがあるので注意する。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、白内障等の症状が現れることがある。
- 2.その他の副作用
1).皮膚感染症(頻度不明):皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)及び皮膚ウイルス感染症が現れることがある[密封法(ODT)の場合、起こりやすい]ので、このような症状が現れた場合には、適切な抗真菌剤・抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止する。
2).その他の皮膚症状(頻度不明):長期連用により、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、皮膚色素脱失、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほに潮紅、口囲潮紅等、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替える。また、ステロイドざ瘡、魚鱗癬様皮膚変化、一過性皮膚刺激感、皮膚乾燥が現れることがある。
3).過敏症(頻度不明):塗布部に紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎等の過敏症状が現れた場合は、使用を中止する(なお、これらの症状は原疾患の症状に類似している場合がある)。
4).下垂体・副腎皮質系機能(頻度不明):大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制を来すことがあるので注意する。また、大量又は長期にわたる広範囲の使用において、投与中止、密封法(ODT)において、投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量する。
5).中心性漿液性網脈絡膜症(頻度不明):中心性漿液性網脈絡膜症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行う。
- 高齢者への使用
- 一般に高齢者では副作用が現れやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意する。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への使用
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては使用しないことが望ましい[動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている]。
- 小児等への使用
- 小児等に対して長期使用又は密封法(ODT)は、発育障害を来す恐れがあるので避ける。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意する。
- 取扱い上の注意
- 1.使用部位:眼科用として使用しない。
2.使用方法:患者に治療以外の目的(化粧下、ひげそり後など)には使用しないよう注意する。
3.火気の近くでは使用しない。
4.眼に入らないよう注意する。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期安定性試験(室温3年間)の結果、本剤は通常の市場流通下において、3年間安定であることが確認された。
- その他の注意
- 乾癬患者に長期大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。
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1.抗炎症作用
マウス耳介におけるピクリルクロライド誘発アレルギー性接触皮膚炎による耳厚に対し、本剤を1回0.02mL塗擦した結果、非塗擦に比べ有意に耳厚を抑制した。
2.血管収縮作用
健康成人男子背部に本剤を約50μL塗布した結果、基剤に比べ有意に血管収縮作用(蒼白現象)を示した。
生物学的同等性試験
健康成人男子20名に血管収縮試験を行い、4時間塗布後の薬剤塗布部の蒼白現象を指標とし、本剤及び標準製剤について統計解析を行った結果、両製剤間に有意差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された。
→図表を見る(PDF)
蒼白現象等のパラメータは、被験者の選択、血管収縮試験の測定回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
- 製造販売会社
- 東光薬品
- 販売会社
- ラクール薬品販売
おくすりのQ&A
解決済回答2
受付中回答2
4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?
解決済回答3
いつもお世話になっております。
2型糖尿病の薬、リベルサスについてですが、外来患者さんに投与した場合、コメントが必要でしょうか?特殊な薬なのでしょうか?...
解決済回答2
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