クロトリマゾールクリーム1%「イワキ」
添付文書情報2022年07月改定(第7版)
商品情報
- 禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 次記の皮膚真菌症の治療。
1.白癬:足部白癬(足汗疱状白癬、趾間白癬)、頑癬、斑状小水疱性白癬。
2.カンジダ症:カンジダ症の指間糜爛症、カンジダ症の間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、皮膚カンジダ症、カンジダ症の爪囲炎。
3.癜風。
- 用法・用量
- 1日2~3回患部に塗布する。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 次のような副作用が現れた場合には使用を中止する。
皮膚:(頻度不明)皮膚局所刺激感、皮膚炎、発赤・紅斑、皮膚糜爛、丘疹。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への使用
- 妊婦<3カ月以内>又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。
- 取扱い上の注意
- 1.眼科用として角膜・結膜には使用しない。
2.著しい糜爛面には使用しない。
3.基剤として使用されている油脂性成分は、コンドーム、ペッサリー等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさせる。
安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、クロトリマゾールクリーム1%「イワキ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1.作用機序
リン脂質部分に親和性を有し、細胞膜その他の膜系構造に障害を与え、菌体成分の遊出促進と細胞外基質のとりこみを阻止する。
2.抗菌作用
(1)Candida、Microsporum、Trichophytonなどの病原性真菌に対し広い抗菌スペクトルを有する。
(2)C.albicans IAM 4966に対しクロトリマゾールは2μg/mL以上で抗真菌作用を示し、特に50μg/mLでは著明な殺真菌的効果を示した。
(3)T.mentagrophytes IFO5810感染モルモットに本剤を1日1回8日間塗布した実験で、100%の切片陰性率が認められ、また病巣陰性数からみた治癒率は100%であった。
3.生物学的同等性試験
クロトリマゾールクリーム1%「イワキ」と標準製剤(クリーム剤、1%)について、比濁法による力価試験(試験菌:Candida albicans)及び円筒平板法による力価試験(試験菌:Penicillium chrysogenum及びAspergillus fumigatus)で行い検討した結果、両剤の抗菌力に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
- 製造販売会社
- 岩城製薬
- 販売会社
おくすりのQ&A
4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?
いつもお世話になっております。
2型糖尿病の薬、リベルサスについてですが、外来患者さんに投与した場合、コメントが必要でしょうか?特殊な薬なのでしょうか?...
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