アスコルビン酸「ニッコー」
添付文書情報2011年10月改定(第1版)
商品情報
-
- 効能・効果
- 1.ビタミンC欠乏症の予防及び治療(壊血病、メルレル・バロー病)。
2.ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時など)。
3.次記疾患のうち、ビタミンC欠乏又はビタミンC代謝障害が関与すると推定される場合(但し、ビタミンC欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合、効果がないのに月余にわたって漫然と使用しない):毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨折時の骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。
- 用法・用量
- アスコルビン酸として、1日50~2000mgを1~数回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 胃腸:悪心・嘔吐、下痢等(頻度不明)が現れることがある。
- 取扱い上の注意
- 配合変化:本品は還元性、キレート性が強いので配合変化を起こしやすく、その際、本品の効力は低下するので注意を要する。
1.毛細血管に対する作用
毛細血管抵抗性を増強し、出血傾向を改善する。又血液凝固能の上昇をもたらす。
2.副腎皮質機能に対する作用
アスコルビン酸は副腎皮質に多量に存在し、ステロイドホルモンの生合成促進又は異化抑制に関与する。
3.結合組織に対する作用
生体内における細胞間基質とコラーゲンの形成・維持に必須のビタミンで、特に、コラーゲン中のプロリンからヒドロキシプロリンへの水酸化過程に関与し、アスコルビン酸の投与により、コラーゲンの増加がみられる。また骨形成を進行させる。
4.メラニン色素生成に対する作用
アスコルビン酸はチロシンからメラニン生成過程の中で、ドーパからドーパキノンへの酸化過程を阻害し、メラニン色素の生成を抑制する。
- 一包可:条件付可
還元性、キレート性が強いので配合変化を起こしやすく、その際、本品の効力は低下するので注意を要する。
- 分割:条件付可
- 粉砕:条件付可
- 製造販売会社
- 日興製薬
- 販売会社
- 中北薬品
おくすりのQ&A
4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?
いつもお世話になっております。
2型糖尿病の薬、リベルサスについてですが、外来患者さんに投与した場合、コメントが必要でしょうか?特殊な薬なのでしょうか?...
わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!
このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。