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ブドウ糖注40%PL「フソー」

販売名
ブドウ糖注40%PL「フソー」
薬価
40%20mL1管 98.00円
製造メーカー
扶桑薬品

添付文書情報2019年02月改定(第6版)

商品情報

薬効分類名
ブドウ糖製剤
一般名
ブドウ糖注射液
禁忌
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化する恐れがある]。
効能・効果
1.脱水症特に水欠乏時の水補給、薬物中毒・毒物中毒、肝疾患。
2.循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水補給・非経口的にエネルギー補給を必要とする場合。
3.注射剤の溶解希釈剤。
用法・用量
水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患には1回5%液500~1000mLを静脈内注射する。
循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には1回10~50%液20~500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とする。
注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
1.カリウム欠乏傾向のある患者[ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化する恐れがある]。
2.糖尿病の患者[高血糖を生じ症状が悪化する恐れがある]。
3.尿崩症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化する恐れがある]。
4.腎不全のある患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
重要な基本的注意
高濃度液投与の急激な中止により、低血糖を起こす恐れがある。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
大量・急速投与:(頻度不明)大量を急速投与すると、電解質喪失[慎重に投与する]。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
適用上の注意
1.皮下大量投与:皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招く恐れがあるので、皮下投与しない。
2.調製時:注射剤の溶解希釈剤として使用する場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認する。
3.投与前:1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具消毒)。
2).体温程度に温めて使用する。
3).開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。
4.投与速度:ゆっくり静脈内に投与する。
5.高張液投与:高張液投与により、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与する。
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ブドウ糖は食餌中の主な糖質構成成分で、また血中にみられる糖質でもあり、生体の最も基本的なエネルギー源であるといえる。
糖質補給が不十分な場合、生体はエネルギー源として蛋白や脂肪を動員し、そのため蛋白代謝産物の排泄増加やケトーシスを起こす。輸液療法における糖質投与の主な目的はエネルギーを補給し、このような蛋白・脂肪の分解を抑制することにある。また、静脈内投与したアミノ酸の効率的な利用には糖質の同時補給が必要であるといわれる。これらの目的には通常高張ブドウ糖液が用いられ、5%ブドウ糖液は主として水分補給の目的で用いられている。
肝疾患時においては肝の代謝に必要なエネルギーを供給し、そのグリコーゲン量を増し、感染や毒物に対する肝の抵抗性をたかめるために用いられる。
また、静脈内注射されたブドウ糖が利用される時、血中カリウムの細胞内への移行が起こり血清カリウム値が低下する。このため、特に高濃度ブドウ糖液は高カリウム血症の治療にも用いられる。

製造販売会社
扶桑薬品
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