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メキタジン錠3mg「タイヨー」

後発医薬品
販売名
メキタジン錠3mg「タイヨー」
識別コード
t 521
薬価
3mg1錠 5.70円
製造メーカー
日医工岐阜工場

添付文書情報2019年08月改定(第19版)

商品情報

薬効分類名
フェノチアジン系製剤
一般名
メキタジン3mg錠
禁忌
1.本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
3.前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難等を起こすことがある]。
効能・効果
1.気管支喘息。
2.アレルギー性鼻炎。
3.蕁麻疹。
4.皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)。
用法・用量
1.気管支喘息の場合:1回メキタジンとして6mgを1日2回経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
2.アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)の場合:1回メキタジンとして3mgを1日2回経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
慎重投与
1.腎障害のある患者[長期投与例で臨床検査値異常としてBUN上昇がみられることがある]。
2.高齢者。
3.開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
重要な基本的注意
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械操作には従事させないよう十分注意する。
相互作用
併用注意:1.中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体、麻酔剤、麻薬性鎮痛剤、鎮静剤、精神安定剤等)(フェノバルビタール等)[眠気等が現れることがあるので、減量するなど注意する(本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されることがある)]。
2.抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、MAO阻害剤等)(イミプラミン塩酸塩、ブチルスコポラミン臭化物等)[口渇、排尿困難等が現れることがあるので、減量するなど注意する(本剤の抗コリン作用により、作用が増強されることがある)]。
3.メトキサレン[光線過敏症を起こす恐れがある(これらの薬剤は光線感受性を高める作用を有する)]。
4.アルコール[眠気等が現れることがあるので、アルコール含有清涼飲料水等の摂取に注意する(本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されることがある)]。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
1.重大な副作用(頻度不明)1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、咽頭浮腫、蕁麻疹、嘔気等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al-P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあり、また、劇症肝炎の報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
3).血小板減少:血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)1).過敏症:発疹、光線過敏症[発現した場合には投与を中止する]。
2).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、黄疸[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う]。
3).血液:血小板減少[発現した場合には投与を中止する]。
4).精神神経系:眠気、倦怠感、ふらふら感、頭痛、眩暈、興奮。
5).消化器:口渇、胃部不快感、下痢、便秘、食欲不振、嘔吐、胃痛、腹痛。
6).循環器:胸部苦悶感、心悸亢進。
7).泌尿器:排尿困難。
8).その他:咽頭痛、浮腫、顔面潮紅、視調節障害、月経異常、味覚異常、口内しびれ感。
高齢者への投与
高齢者では副作用が現れやすいので、注意する(臨床試験において高齢者に口渇等の副作用の発現率が高い傾向が認められている)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
取扱い上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
安定性試験結果の概要:長期保存試験(25℃、3年)の結果、メキタジン錠3mg「NIG」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
その他の注意
動物実験(ラット)でメラニンに対する親和性が認められている。また、他のフェノチアジン系化合物の長期投与又は大量投与により角膜混濁・水晶体混濁、網膜色素沈着・角膜色素沈着が報告されているので注意する。

1.生物学的同等性試験
メキタジン錠3mg「NIG」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ2錠(メキタジンとして6mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血清中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。

薬物動態パラメータ
→図表を見る(PDF)

血清中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
2.溶出性
メキタジン錠3mg「NIG」の溶出性は、日本薬局方に定められた規格に適合していることが確認されている。

-

メキタジンは、アレルギー反応過程における各種遊離メディエーターに対する拮抗作用を示す持続的抗アレルギー剤である。
1.作用機序(in vitro)
メキタジンは、ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン及びブラジキニンで誘発した摘出モルモット回腸収縮反応に対し、クレマスチンフマル酸塩とほぼ同等又はそれ以上の収縮抑制作用を示した。
また、卵白アルブミン感作モルモット肺切片から抗原抗体反応により遊離したSRS‐Aを含むtotal mediatorの摘出回腸収縮反応に対してクレマスチンフマル酸塩より強力な抑制作用を示し、本剤の作用機序には受容体レベルでのchemical mediator拮抗作用が重要な役割をもつものと考えられた。
2.アレルギー反応抑制作用
メキタジン(5mg/kg、p.o.)は、ラットの受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応に対し、クレマスチンフマル酸塩及びクロルフェニラミンマレイン酸塩より強力かつ持続的な抑制作用を示した。
3.ヒスタミン致死防御作用
メキタジン(5mg/kg、p.o.)は、マウスのヒスタミン致死に対しクレマスチンフマル酸塩よりも強力かつ持続的な防御作用を示した。

一包可:条件付可

無包装状態試験:光条件→性状変化

分割:条件付可
粉砕:条件付可
製造販売会社
日医工岐阜工場
販売会社
武田薬品 

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