エスカゾール錠200mg

販売名
エスカゾール錠200mg
薬価
200mg1錠 344.80円
製造メーカー
GSK
添付文書情報2017年12月改定(第11版)
商品情報
薬効分類名
その他の駆虫剤
一般名
アルベンダゾール錠
規制区分
- 習
- 処
- 生
- 特生
- 特承
- 毒
- 劇
- 麻
- 覚
- 覚原
- 向
- 禁忌
- 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 包虫症。
- 用法・用量
- アルベンダゾールとして1日600mgを3回に分割し、食事と共に服用する。投与は28日間連続投与し、14日間の休薬期間を設ける。なお、年齢・症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 1.妊娠可能な婦人:1).妊娠可能な婦人には、治療前に妊娠検査で陰性であることを確認する。
2).妊娠可能な婦人には、本剤による治療中及び治療終了から、1カ月以内は妊娠を避けさせる。
2.肝機能障害及び黄疸が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行い、異常がみられた場合には減量、休薬等適切な処置を行う。
3.汎血球減少症、白血球減少、貧血が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査を行い、異常がみられた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
- 相互作用
- 併用注意:1.プラジカンテル[プラジカンテルとの併用により、アルベンダゾール活性代謝物の血中濃度が上昇することが報告されている(機序不明)]。
2.リトナビル、フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール[これらの薬剤との併用により、アルベンダゾール活性代謝物の血中濃度が減少し本剤の効果が減弱する可能性がある(機序不明)]。
- 副作用
- 総症例167例中、副作用発現症例は38例にみられ、その発現率は22.75%であった。主な副作用は、肝臓・胆管系障害(肝機能障害、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇)であり、その発現率は16.17%(27例/167例)であった(再審査終了時)。
- 重大な副作用
- 1.重大な副作用
1).汎血球減少症:汎血球減少症(頻度不明)が発現することがあるので、定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
2).皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑:皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、ビリルビン上昇及びAl-P上昇等を伴う肝機能障害(16.2%)及び黄疸(0.6%)が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行い、異常がみられた場合には減量、休薬等適切な処置を行う。
- 2.その他の副作用
1).肝臓:(5%以上)肝機能検査値異常(Al-P上昇、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、ビリルビン上昇等)。
2).血液:(0.1~5%未満)貧血、白血球減少、(頻度不明)好酸球増加。
3).消化器:(0.1~5%未満)腹部痛、悪心、(頻度不明)嘔吐。
4).精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛、(頻度不明)眩暈。
5).過敏症:(0.1~5%未満)そう痒、(頻度不明)皮疹、蕁麻疹。
6).皮膚:(0.1~5%未満)可逆性の脱毛。
7).その他:(頻度不明)発熱。
- 高齢者への投与
- 高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、副作用が発現した場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行う。
- 妊婦・産婦・授乳婦等への投与
- 1.妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[器官形成期試験において、ラット及びウサギの30mg/kg投与群で生存胎仔数減少、吸収胚数増加、骨格奇形がみられ、ラットでは更に平均胎仔重量減少がみられた。ラットの三世代生殖試験及び周産期・授乳期投与試験において、それぞれ12及び40mg/kg投与群で次世代の生存率低下、平均生仔体重低下がみられ、40mg/kg投与群では更に一般状態悪化、奇形・骨格変異等の増加がみられた<社内資料>]。
2.授乳婦:授乳婦に対しては、授乳を避けさせる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
- 小児等への投与
- 小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ないため、6歳未満の小児等には使用しないことが望ましい)。
- 適用上の注意
- 服用時:本剤が服用し難い場合には、口中で噛み砕いてから飲み込むこともできる。
- その他の注意
- 1.患者(外国人)で食事(脂肪食)と共に服用すると、血漿中濃度が空腹時服用の5倍高まることが報告されているので、嚢胞内への薬物移行量を高めるため食事と共に服用することが望ましい。
2.海外において、脳を寄生部位とする有鉤嚢虫症<承認外>患者に本剤を使用した場合、脳内の死滅虫体による炎症性反応の結果として、痙攣発作、頭蓋内圧上昇及び局所神経徴候等の神経症状が発現し、死亡に至ったとの報告がある。
アルベンダゾールは、体内に吸収されるとほとんどが活性代謝物であるアルベンダゾールスルホキシドに代謝される。
健康成人に200mgを単回経口投与した時、アルベンダゾールスルホキシドは投与2.2時間後に最高血漿中濃度約270μg/Lに達した。
また、投与後48時間で投与量の0.4%に相当する量のアルベンダゾールスルホキシドが尿中に排泄された。〈社内資料〉
本邦で実施された臨床試験の成績では、有効性評価がなされた20例において、14例(70%)が有効と判定された。(承認時)
多包条虫感染コットンラットで、アルベンダゾールの経口投与により、多包虫重量の減少がみられ、感染動物の延命効果を示した。また、単包条虫感染ヒツジでは包虫の生育抑制効果がみられ、原頭節の生存抑制が認められた。
また本剤の作用機序としては、微小管形成及びフマル酸還元酵素などの阻害作用が考えられている。
- 一包可:不明
バラ包装
- 分割:可能
- 粉砕:可能
服用し難い場合には、口中でかみ砕いてから飲み込むこともできる。
- 製造販売会社
- GSK
- 販売会社
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