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ベサコリン散5%

販売名
ベサコリン散5%
薬価
5%1g 8.80円
製造メーカー
アルフレッサ ファーマ

添付文書情報2023年04月改定(第2版)

商品情報

薬効分類名
四級アンモニウム塩製剤
一般名
ベタネコール塩化物散
規制区分
  • 特生
  • 特承
  • 覚原
禁忌
2.1. 甲状腺機能亢進症の患者[心房細動の危険性を増加させるおそれがある]。
2.2. 気管支喘息の患者[気管支喘息の症状を悪化させるおそれがある]。
2.3. 消化管閉塞及び膀胱頸部閉塞のある患者[消化管通過障害、排尿障害を起こすおそれがある]。
2.4. 消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍を悪化させるおそれがある]。
2.5. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.6. 冠動脈閉塞のある患者[冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させるおそれがある]。
2.7. 強度の徐脈のある患者[徐脈を悪化させるおそれがある]。
2.8. てんかんのある患者[てんかん発作を起こすおそれがある]。
2.9. パーキンソニズムのある患者[パーキンソニズムの症状を悪化させるおそれがある]。
効能・効果
1). 消化管機能低下のみられる次記疾患:慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後の腸管麻痺及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス。
2). 手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)。
用法・用量
ベタネコール塩化物として、通常成人1日30~50mgを3~4回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
相互作用
10.2. 併用注意:コリン作動薬(ピロカルピン塩酸塩、セビメリン塩酸塩水和物等)、コリンエステラーゼ阻害薬(ジスチグミン臭化物等)[本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強させるおそれがある(本剤のコリン作動性作用を増強させるおそれがある)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. コリン作動性クリーゼ(頻度不明):悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5~1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与すること。
また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮すること。
11.2. その他の副作用
1). 循環器:(0.1~5%未満)心悸亢進、(頻度不明)胸内苦悶。
2). 消化器:(0.1~5%未満)胸やけ、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、(頻度不明)胃部不快感。
3). 精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛。
4). 過敏症:(0.1~5%未満)発熱、発汗、顔面潮紅。
高齢者
コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用があらわれやすい。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと〔2.5参照〕。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
取扱い上の注意
開栓後は湿気を避けて保存すること。
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17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 臨床効果
消化管機能低下のみられる疾患500症例ならびに術後尿閉、ガス膨満及び低緊張性膀胱のみられる疾患202症例においては、本剤の有用性が認められている。

18.1 作用機序
18.1.1 消化管運動亢進作用
本薬は、節後副交感神経刺激によるムスカリン様作用により、胃腸の運動と緊張を高め、胃液の分泌を促進することが、ヒト、イヌにより確認されている。
18.1.2 尿管平滑筋収縮作用
本薬は、ヒト、イヌで膀胱の排尿筋を収縮させ、膀胱内圧を高めると同時に、膀胱頸部を緩解することによって、排尿効果を促進することが確認されている。

一包可:条件付可

やや吸湿性の粉末であるため、本剤と配合される薬剤が吸湿性の高い場合、容易にその影響を受け、吸湿→ブロッキング(固結)を起こす。またアルカリ性薬剤などの配合により吸湿(若干の)と共に経時的に着色(黄褐色化)を起こす傾向があり、これらと長期間の接触を避ける必要がある。

分割:条件付可
粉砕:条件付可
製造販売会社
アルフレッサ ファーマ
販売会社
エーザイ 

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添付文書内の「有効性安全性」の正確な意味を教えてください。どのような条件ならば有効性があるとするのか、安全性があるというのかをその基準を教えて欲しいのです

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