ノルフロキサシン点眼液0.3%「日新」
添付文書情報2024年01月改定(第1版)
商品情報
- 禁忌
- ノルフロキサシン又はキノロン系合成抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法。
- 用法・用量
- 通常、1回1滴、1日3回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 8.1. 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. 長期間投与しないこと。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
眼:(0.1~5%未満)眼がしみるなどの眼刺激症状、(0.1%未満)眼そう痒感、結膜充血、眼瞼腫脹・眼瞼発赤、表在性角膜炎、角膜上皮剥離、(頻度不明)角膜沈着物。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
20.1. 長期間低温に保存しないこと。
20.2. 外箱開封後は遮光して保管すること。
18.2 生物学的同等性試験
実験的緑膿菌性角膜感染症に対する効果
ノルフロキサシン点眼液0.3%「日新」とノフロ点眼液0.3%とで、ウサギを用いた緑膿菌性角膜感染症に対する防御効果及び治療効果について検討した。
ノルフロキサシンとして約0.3mgをウサギに点眼し、1時間後に緑膿菌を接種したところ、両製剤とも同様の発症の予防又は病変の進行の遅延が認められた。
一方、ウサギに緑膿菌を接種し、接種2時間後よりノルフロキサシンとして1回約0.15mgを2時間毎に1回、1日6回、3日間点眼したところ、病変は認められず、両製剤とも同様の治療効果が観察された。
また、これらについて統計解析を行った結果、両製剤の生物学的同等性が確認された。
- 製造販売会社
- 日新製薬
- 販売会社
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