ノルフロキサシン点眼液0.3%「杏林」
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添付文書情報2024年05月改定(第2版)
商品情報
- 禁忌
- ノルフロキサシン又はキノロン系合成抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法。
- 用法・用量
- 通常、1回1滴、1日3回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
- 重要な基本的注意
- 8.1. 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. 長期間投与しないこと。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
眼:(0.1~5%未満)眼がしみるなどの眼刺激症状、(0.1%未満)眼そう痒感、結膜充血、眼瞼腫脹・眼瞼発赤、表在性角膜炎、角膜上皮剥離、(頻度不明)角膜沈着物。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 点眼に際しては、原則として仰臥位をとり、患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
20.1. 長期間低温に保存しないこと。
20.2. 外箱開封後は遮光して保管すること。
18.1 作用機序
細菌のDNAの高次構造を変換するDNA gyraseに作用し、DNA複製を阻害することにより、殺菌的に作用する。
18.2 生物学的同等性試験
ウサギを用いた緑膿菌性角膜感染症に対する効果を、緑膿菌の接種による角膜混濁により検討した。眼球角膜表面に6mm径の円形の創及びその内側に交差する創をつくり緑膿菌を接種し、そこにノルフロキサシン点眼液0.3%「杏林」、バクシダール点眼液0.3%及び対照群としてノルフロキサシン点眼液0.3%「杏林」基剤を接種1時間前に点眼することで予防効果を、また接種2時間後より2時間毎に1日6回3日間連続点眼することで治療効果を検討した。角膜混濁のスコア※について、Mann‐WhitneyのU検定を行った結果、ノルフロキサシン点眼液0.3%「杏林」及びバクシダール点眼液0.3%は対照群と比較して有意な予防及び治療効果を示し、また両製剤間において有意な差は認められなかったことより、生物学的な同等性が確認された。
→図表を見る(PDF)
※)角膜混濁のスコア
0:角膜混濁がない、1:角膜混濁が直径6mmより小さい、2:角膜混濁が直径6mm全体におよぶ、3:角膜混濁が直径6mmより大きい、4:角膜混濁が角膜全体におよぶ
- 製造販売会社
- キョーリンリメディオ
- 販売会社
- 杏林製薬
おくすりのQ&A
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