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レボカバスチン点眼液0.025%「TS」

後発医薬品
販売名
レボカバスチン点眼液0.025%「TS」
薬価
0.025%1mL 49.50円
製造メーカー
テイカ製薬

添付文書情報2024年03月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の眼科用剤
一般名
レボカバスチン塩酸塩0.025%1mL点眼液
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者〔15.1参照〕。
効能・効果
アレルギー性結膜炎。
用法・用量
1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。
特定の背景を有する患者に関する注意
相互作用
10.2. 併用注意:オキシメタゾリン[本剤の吸収が低下する可能性がある(機序不明)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(頻度不明):呼吸困難、顔面浮腫等があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(0.5%以上)眼刺激、(0.5%未満)眼瞼炎、眼脂、眼球乾燥感、羞明、眼そう痒感、(頻度不明)角膜上皮障害(角膜びらん、点状表層角膜炎等)、結膜充血、霧視(霧視感)、結膜炎、眼瞼浮腫、眼痛、流涙。
2). 免疫系:(頻度不明)血管神経性浮腫。
3). 皮膚:(頻度不明)接触皮膚炎、蕁麻疹。
4). 循環器:(頻度不明)動悸。
5). 精神神経系:(0.5%未満)頭痛、眠気。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で、レボカバスチン80mg/kg経口投与(臨床投与量の33000倍以上に相当)により、胎仔死亡及び催奇形性(多指、水頭、過剰中足骨及び無眼球)が報告されている)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中へ移行することが報告されている)〔16.5.2参照〕。
小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
取扱い上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 本剤はベンザルコニウム塩化物を含有するため、含水性ソフトコンタクトレンズ装用
時の点眼は避けること。
・ 本剤は懸濁液のため、使用の際にはその都度容器をよく振盪すること。
・ 点眼したときに液が眼瞼皮膚等についた場合は、すぐにふき取ること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
20.1. 本剤は、保管の仕方によっては振り混ぜても粒子が分散しにくくなる場合があるので、上向きに保管すること。
20.2. 小児の手の届かない所に保管すること。
その他の注意
15.1. 臨床使用に基づく情報本剤の保存剤であるベンザルコニウム塩化物による過敏症が知られている〔2.禁忌の項参照〕。

16.1 血中濃度
16.1.1 反復投与
健康成人に0.05%レボカバスチン塩酸塩点眼液を両眼に1滴ずつ(レボカバスチン塩酸塩として30μg)6時間間隔で1日3回注)、11日間反復投与したとき、血漿中未変化体濃度は投与5日目には定常状態に達し、蓄積性は認められなかった。最終投与後のCmaxは0.94ng/mL、消失半減期は約41時間であった。
16.4 代謝
健康成人に3H‐レボカバスチン塩酸塩(レボカバスチンとして1mg)を単回経口投与注)したとき、尿中放射活性の大部分は未変化体であり、主代謝物はレボカバスチンのグルクロン酸抱合体であった。(外国人データ)
16.5 排泄
16.5.1 健康成人に0.05%レボカバスチン塩酸塩点眼液を両眼に1滴ずつ(レボカバスチン塩酸塩として30μg)6時間間隔で1日3回注)、11日間反復投与したとき、最終投与後96時間までに総点眼量の約16%が未変化体として尿中へ排泄された。
16.5.2 授乳婦に単回経口投与(レボカバスチンとして0.5mg)注)したとき、母乳中への微量の移行がみられ、唾液中濃度と乳汁中濃度はほぼ等しかった。(外国人データ)[9.6参照]
注)レボカバスチン塩酸塩点眼液の濃度は0.025%であり、レボカバスチン塩酸塩点眼液の承認された用法及び用量は、「1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。」である。
16.8 その他
16.8.1 生物学的同等性試験
(1)家兎結膜中における薬物滞留性
日本白色家兎に本剤あるいはリボスチン点眼液0.025%を点眼後0.5、1、3、8及び24時間に眼瞼結膜を摘出し結膜中薬物濃度を測定した。結膜中の薬物濃度は、本剤の点眼0.5時間後に最高値(199.19ng/g)を示した後、一次速度式に従って徐々に消失した。本剤とリボスチン点眼液0.025%の値を用いてStudentのt検定にて統計解析を行った結果、いずれの測定点においても両剤の間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
結膜中のレボカバスチン塩酸塩濃度

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
アレルギー性結膜炎患者230例において、比較試験を含む臨床試験での中等度改善以上の改善率は69.1%(159/230例)で、自覚症状ではそう痒感、異物感、眼脂、流涙、羞明、眼痛、他覚所見では結膜充血及び浮腫、角膜輪部病変が改善された。また、比較試験で0.025%レボカバスチン塩酸塩点眼液の有用性が確認された。

18.1 作用機序
ヒスタミンH1受容体に特異的に働き、強力かつ持続的な拮抗作用を有し、アレルギー性結膜炎におけるそう痒感、充血、流涙などの諸症状を改善する。
18.2 抗ヒスタミン作用
18.2.1 モルモットでのヒスタミン誘発による回腸及び気管の収縮を抑制する(in vitro)。
18.2.2 モルモットでのヒスタミン静注致死及びヒスタミン吸入呼吸困難を抑制する(in vivo)。
18.2.3 ラットでのcompound48/80誘発致死を抑制する(in vivo)。
18.3 実験的アレルギー性結膜炎モデルに対する作用
モルモット及びラットのアレルギー性結膜炎モデルにおいて、ヒスタミン及び抗原誘発による結膜炎症状(充血及び浮腫)、結膜の血管透過性亢進を抑制する。
18.4 好中球及び好酸球の遊走抑制作用(点眼投与)
ヒスタミン誘発によるモルモット結膜への好中球及び好酸球の遊走を抑制する(in vivo)。
18.5 生物学的同等性試験
18.5.1 ラット受動感作アレルギー性結膜炎モデルに対する作用
抗卵白アルブミンラット血清をラット結膜下に注射することにより受動感作し、その2日後に卵白アルブミン/エバンスブルー溶液を静脈内投与し結膜にアレルギー反応を惹起した。惹起30分後に眼球結膜及び眼瞼結膜を摘出し、組織中漏出色素量を血管透過性の指標とし評価した。本剤及びリボスチン点眼液0.025%において得られた値を用いて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内にあることから両剤の生物学的同等性が確認された。
→図表を見る(PDF)

18.5.2 モルモットヒスタミン誘発結膜炎モデルに対する作用
ヒスタミン溶液をモルモット眼瞼結膜嚢に投与し実験的結膜炎を惹起した。本剤あるいはリボスチン点眼液0.025%を惹起15分前に点眼投与することにより予防効果を検証し、惹起後5分及び10分に2回点眼することにより治療効果を検証した。結膜炎の程度を肉眼的に観察し、基準に従いスコア化することで評価した。基剤のスコア値に対する本剤及びリボスチン点眼液0.025%のスコア値の比率より結膜炎抑制率を算出し、それらの値を用いて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、予防効果、治療効果共にlog(0.8)~log(1.25)の範囲内にあることから両剤の生物学的同等性が確認された。
予防効果(惹起の15分前に1回点眼)
→図表を見る(PDF)

治療効果(惹起後5分及び10分に2回点眼)
→図表を見る(PDF)

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