プリビナ液0.05%

販売名
プリビナ液0.05%
薬価
0.05%1mL 4.00円
製造メーカー
日新製薬
添付文書情報2023年02月改定(第1版)
商品情報
薬効分類名
耳鼻科用血管収縮剤
一般名
ナファゾリン硝酸塩液
- 禁忌
- 2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 乳児及び2歳未満の幼児〔9.7.1参照〕。
2.3. MAO阻害剤投与中の患者〔10.1参照〕。
- 効能・効果
- 1). 上気道諸疾患の充血・うっ血。
2). 上気道粘膜表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長。
- 用法・用量
- 通常、成人鼻腔内には1回2~4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1~2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2~4滴の割合で添加する。
- 合併症・既往歴等のある患者
- 連用又は頻回使用により反応性低下や局所粘膜二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
9.1.1. 冠動脈疾患のある患者:冠動脈疾患を悪化させるおそれがある。
9.1.2. 高血圧症の患者:血圧が上昇するおそれがある。
9.1.3. 甲状腺機能亢進症の患者:本剤に対する感受性が高まるおそれがある。
9.1.4. 糖尿病の患者:血糖値が上昇するおそれがある。
9.1.5. 交感神経作用薬による不眠、めまい等の既往のある患者:本剤の作用が強くあらわれるおそれがある。
- 相互作用
- 10.1. 併用禁忌:MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>、ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>、サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔2.3参照〕[急激な血圧上昇が起こるおそれがある(本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こるおそれがある)]。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)過敏症状。
2). 精神神経系:(頻度不明)眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、めまい、不眠症。
3). 循環器:(頻度不明)血圧上昇。
4). 呼吸器:(頻度不明)くしゃみ。
5). 胃腸:(頻度不明)悪心・嘔吐。
6). 鼻:(頻度不明)鼻熱感、鼻刺激痛、鼻乾燥感、嗅覚消失、反応性鼻充血、鼻漏。
7). 長期使用:(頻度不明)顆粒球減少、反応性低下。
- 授乳婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 小児等
- 9.7.1. 乳児及び2歳未満の幼児:使用しないこと(本剤の作用が強くあらわれ、ショックを起こすことがある)〔2.2参照〕。
9.7.2. 2歳以上の幼児、小児:使用しないことが望ましい(過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすい)、やむを得ず2歳以上の幼児、小児に使用する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
- 適用上の注意
- 14.1. 薬剤調製時の注意本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さないこと。また、汚染が起きたときは使用しないこと。
14.2. 薬剤使用時の注意眼科用として使用しないこと。
- その他の注意
- 15.1. 臨床使用に基づく情報外国において類似化合物(塩酸キシロメタゾリン)による治療中、原因不明の突然死の報告がある。
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18.1 作用機序
ナファゾリンは血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる。
18.2 末梢血管収縮作用
アドレナリンより強い末梢血管収縮作用を有し、作用持続時間も長い(ウサギ耳殻血管)。
18.3 作用発現時間、作用持続時間
鼻閉塞を訴えるアレルギー性鼻炎の患者に0.1%ナファゾリン硝酸塩を投与した場合、作用発現は投与直後から15分以内に認められ3~4時間持続する。
- 製造販売会社
- 日新製薬
- 販売会社
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