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ロコルナール錠100mg

販売名
ロコルナール錠100mg
識別コード
MO 284
薬価
100mg1錠 8.70円
製造メーカー
持田製薬

添付文書情報2023年04月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
冠血管拡張剤
一般名
トラピジル錠
禁忌
2.1. 頭蓋内出血発作後止血が完成していないと考えられる患者[本剤は血小板凝集抑制作用を有する]。
2.2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
狭心症。
用法・用量
通常、成人には1回1錠、1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
肝機能障害患者
肝機能障害患者:副作用が発現しやすくなる。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)。
11.1.2. 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明):AST上昇・ALT上昇・γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹・発赤、そう痒感等。
2). 肝臓:(頻度不明)AST上昇・ALT上昇、総ビリルビン上昇等。
3). 消化器:(1%以上)嘔気、食欲不振、(1%未満)胃重感、胃部不快感、便秘、(頻度不明)胃部膨満感、嘔吐、腹痛、下痢、口渇、口内炎等。
4). 精神神経系:(1%未満)頭痛、めまい、頭部不快感、(頻度不明)眠気、しびれ感、不眠、筋肉痛・関節痛等。
5). 循環器:(頻度不明)胸部圧迫感、心悸亢進、頻脈、徐脈、血圧低下、胸部不快感、不整脈等。
6). 血液:(頻度不明)白血球減少、赤血球減少、血小板減少、好酸球増多、出血傾向等。
7). その他:(頻度不明)味覚異常、顔面潮紅、発熱、悪寒・戦慄、倦怠感、気分不良、発汗、女性化乳房、呼吸困難、リンパ節腫脹、疼痛、浮腫。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(動物実験(マウス)で、高用量において胎仔発育遅延が認められている)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が認められている)。
小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
その他の注意
15.1. 臨床使用に基づく情報膠原病及び類似の疾患の患者に本剤を投与したところ、副作用の発現頻度が高かったので、これらの患者には投与しないことが望ましいとの報告がある。

16.1 血中濃度
健康成人男性5例に本剤100mgを単回経口投与すると、血中濃度は速やかに上昇して2時間後に最高値を示した。以後、ゆるやかに減少し、6時間後にはピーク時の約1/2、12時間後にはほぼ消失した。
16.5 排泄
健康成人男性8例に本剤300mgを単回経口投与後、尿中には主に代謝産物が検出された。また、投与後72時間までに投与量の約30%が尿中に排泄された。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相試験(プラセボとの比較)
虚血性心疾患患者34例を対象として、プラセボと2週ごとのcross‐over法による二重盲検試験を実施した。本剤300mg/日又はプラセボを1日3回に分け経口投与した。その結果、自覚症状、医師の印象、心電図、総合判定において、いずれもプラセボに対し有意差が認められ、本剤が優れていると判定された。また、発作回数においても、プラセボに対し有意な減少が認められた。
本剤投与による副作用は認められなかった。
17.1.2 国内第III相試験(プロプラノロールとの比較)
狭心症患者38例を対象として、プロプラノロールと4週ごとのcross‐over法による二重盲検試験を実施した。本剤は300mg/日を、プロプラノロールは60mg/日をそれぞれ1日3回に分け経口投与した。その結果、自覚症状、心電図所見、有用度等のいずれにおいても同等の効果を示した。特に、本剤がプロプラノロールより有効であった対象は、60歳未満、心拍数75/分未満及び拡張期血圧90mmHg以上の症例であった。これは本剤の陽性の変力・変周期作用と拡張期血圧低下作用によるものと考えられる。
本剤投与による副作用は認められなかった。

18.1 作用機序
血小板におけるトロンボキサンA2の合成及び作用を抑制するとともに、血管におけるプロスタサイクリンの産生を促進し、抗血小板作用及び血管拡張作用を発揮する。また、抗PDGF(血小板由来成長因子)作用により動脈硬化の進展を抑制する。
18.2 冠血流量増加作用
18.2.1 冠血流量を増加させ、冠動・静脈酸素較差を減少させる(胸痛症候群患者、虚血性心疾患患者、ラット、イヌ、ミニブタ)。
18.2.2 ニトログリセリンと同様に、比較的太い血管に作用し、虚血部の血流を改善する(ラット、イヌ、ブタ)。
18.2.3 側副血行路の形成促進作用を有する(イヌ)。
18.3 前負荷減少作用
ニトログリセリンに類似した静脈拡張作用を有し、静脈圧を低下させる(健康成人男性、虚血性心疾患患者、イヌ)。
18.4 後負荷減少作用
末梢血管抵抗減少に基づく緩和な降圧作用を有する(胸痛症候群患者、虚血性心疾患患者、イヌ、ミニブタ)。
18.5 心機能維持作用
18.5.1 陽性の変力・変周期作用を有し、心機能維持作用を示す。また、この作用はプロプラノロールにより遮断されず、心筋への直接作用と考えられる(胸痛症候群患者、虚血性心疾患患者、ラット、イヌ、ミニブタ)。
18.5.2 労作性狭心症患者の運動耐容能を増加させる。しかも、虚血性心疾患患者において、心機能維持作用を有する。
18.5.3 虚血性心疾患患者において、プロプラノロールとの併用により運動耐容能の増加、心筋酸素消費量の減少が認められ、しかもプロプラノロールにより低下傾向を示す心機能を改善する。
18.6 抗動脈硬化作用
抗PDGF作用により動脈硬化の進展を抑制する(ラット、in vitro)。
18.7 血小板凝集抑制作用
ADP、アドレナリン、コラーゲン、アラキドン酸、トロンビン等による血小板凝集を抑制する(動脈硬化性疾患患者、in vitro)。
18.8 トロンボキサンA2及びプロスタサイクリンに対する作用
18.8.1 強力な血管収縮作用及び血小板凝集作用を有するトロンボキサンA2の合成及び作用を抑制するとともに、強力な血管拡張作用及び血小板凝集抑制作用を有するプロスタサイクリンの産生を促進する(虚血性心疾患患者、ラット、ウサギ、in vitro)。
18.8.2 トロンボキサンA2の合成及び作用の抑制、プロスタサイクリンの産生促進により、虚血性心疾患患者の血管攣縮の抑制が認められる。
18.9 脂質代謝改善作用
HDL‐コレステロールの上昇作用、LDL‐コレステロールの減少作用を有し、脂質代謝を改善する(低HDL‐コレステロール血症患者、高脂血症患者、マウス、ラット、ハムスター、ウズラ)。
18.10 赤血球変形能亢進作用
赤血球内のATP含量を高めることにより赤血球変形能を亢進させ、微小循環における赤血球の通過性を高める(ラット、in vitro)。

一包可:不明

バラ包装

分割:可能
粉砕:可能
製造販売会社
持田製薬
販売会社
 

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