ムコフィリン吸入液20%

販売名
ムコフィリン吸入液20%
薬価
17.62%2mL1包 40.70円
製造メーカー
アルフレッサ ファーマ
添付文書情報2023年04月改定(第2版)
商品情報
薬効分類名
システイン系製剤
一般名
アセチルシステイン吸入剤
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- 効能・効果
- 1). 次記疾患の去痰:慢性気管支炎、肺気腫、肺化膿症、肺炎、気管支拡張症、肺結核、嚢胞性線維症、気管支喘息、上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、術後肺合併症。
2). 次記における前後処置:気管支造影、気管支鏡検査、肺癌細胞診、気管切開術。
- 用法・用量
- 通常、1回1/2包~2包(アセチルシステインナトリウム塩20w/v%液として1~4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入する。
なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。
- 合併症・既往歴等のある患者
- 液化された気管支分泌物が増量することがあるので、観察を十分に行い、自然の喀出が困難な場合には機械的吸引又は体位変換など適切な処置を行うこと。
9.1.1. 気管支喘息、呼吸機能不全を伴う患者〔11.1.2参照〕。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 重大な副作用
- 11.1. 重大な副作用
11.1.1. 気管支閉塞(0.1~5%未満):気管支分泌物の機械的吸引や体位変換等の適切な処置を行うこと。
11.1.2. 気管支痙攣(0.1~5%未満):投与を中止し、気管支拡張剤の投与等の適切な処置を行うこと〔9.1.1参照〕。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹。
2). 消化器:(5%以上)軽い臭気(硫黄臭)、(0.1~5%未満)悪心・嘔吐、食欲不振。
3). その他:(0.1~5%未満)口内炎、鼻漏、血痰、(頻度不明)悪寒、発熱。
- 高齢者
- 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
- 授乳婦
- 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 小児等
- 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
- 適用上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意14.1.1. 吸入時:水洗した噴霧装置に本剤を入れると、わずかに着色することがあるが、安全性及び薬効には影響を及ぼさない。
14.1.2. 吸入後:噴霧装置に使われている鉄、銅、ゴムは、長時間薬液に接触することを避け、必ず使用後直ちに、水洗すること。
使用後、そのまま放置すると残渣がこまかい孔口をふさいだり、金属部分を腐蝕することがある。
14.2. 薬剤投与時の注意抗生物質との混合により、不活性化することが多いので、抗生物質と併用する必要がある場合には別々に吸入するか、又は抗生物質を注射ないし経口投与すること。
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18.1 作用機序
本剤のSH基が粘液ムコ蛋白の‐S‐S‐結合を開裂して、速やかに喀痰の粘度を低下させる。
18.2 ムコ蛋白を分解し喀痰粘度を低下させる
膿性及び非膿性粘液分泌物を液化することができる。
18.3 痰のレオロジカルな変化をもたらす
痰の流動性・溶解度は明らかに増加し、降伏値・粘着性などは低下を示す。これらのレオロジカルな性状の変動は、痰の喀出の容易化を強く示唆する。
18.4 pH7~9で粘液溶解作用は最大
pHの上昇と共に薬剤の効力が増し、pH7~9で粘液溶解作用は最大となる。病的な気管支内分泌物のpHは、アルカリ側に傾いているので効果的に作用し、感染時にも使用できる。
- 製造販売会社
- アルフレッサ ファーマ
- 販売会社
- エーザイ
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