ラックビー微粒N

添付文書情報2022年06月改定(第1版)
商品情報
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- 効能・効果
- 腸内菌叢の異常による諸症状の改善。
- 用法・用量
- 通常成人1日3~6gを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹。
2). 消化器:(0.1~5%未満)腹部膨満感。
発現頻度は、ラックビー微粒Nの承認時の臨床試験及び再評価結果に基づく。
- 取扱い上の注意
- 本剤は生菌製剤であるので、吸湿に注意すること。特に本剤をグラシン紙等の包材に分包して投薬する場合には、気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所に保存すること。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験(下痢に対する効果)
腸炎、消化不良、感冒等の原因による下痢症307例に対して85.3%(262/307例)の有効率(有効以上)を示し、年齢別では乳幼児86.8%(198/228例)、成人81.0%(64/79例)であった。
原因疾患別では、乳幼児消化不良症94.4%(84/89例)、乳幼児下痢症77.5%(86/111例)、腸炎83.7%(41/49例)の有効率(有効以上)を示した。
17.1.2 国内臨床試験(便秘に対する効果)
種々の原因による便秘症147例に対して78.9%(116/147例)の有効率(有効以上)を示し、年齢別では乳幼児77.3%(17/22例)、成人79.2%(99/125例)であった。
原因疾患別では、妊娠に伴う便秘92.0%(23/25例)、慢性便秘68.2%(45/66例)の有効率(有効以上)を示した。
18.1 作用機序
腸内にビフィズス菌優勢の菌叢を形成することにより腸内発酵が促進し、その結果産生された酢酸及び乳酸により腸内pHを低下させ有害細菌の発育を抑制する。
18.2 酸産生作用
ビフィズス菌は酢酸と乳酸を産生し、産生された酸の中では酢酸の割合が高かった(in vitro)。
18.3 腸内菌叢改善作用
健康成人男性にビフィズス菌(Bifidobacteriumの生菌)を経口投与したところ、ビフィズス菌が増殖し、ビフィズス菌により産生された酸により、腸内pHを低下させ、有害細菌が増殖し難い環境をつくった。
- 一包可:条件付可
【添】グラシン紙等の包材に分包して投薬する場合には、気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所に保存する。@【IF】配合変化に関する情報あり
- 分割:条件付可
- 粉砕:条件付可
- 製造販売会社
- 興和
- 販売会社
おくすりのQ&A
自費で接種された、風疹ワクチンが申請により
補助が受けれることになり、母子手帳記載以外に、予診票の控えがいるとのこと
保管中の予診票の控えを渡したら...
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