キャベジンUコーワ錠25mg

添付文書情報2024年05月改定(第2版)
商品情報
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- 効能・効果
- 1). 次記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎。
2). 慢性肝疾患における肝機能の改善。
- 用法・用量
- メチルメチオニンスルホニウムクロリドとして、通常成人1回25~75mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 特定の背景を有する患者に関する注意
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1%未満)発疹等。
2). 消化器:(0.1%未満)便秘、下痢、おくび等。
発現頻度は第一次再評価における文献調査による集計に基づく。
- 高齢者
- 減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
- 授乳婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 小児等
- 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内二重盲検比較試験
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、慢性肝炎における二重盲検比較試験の結果、有用性が認められた。
18.1 作用機序
メチルメチオニンスルホニウムクロリドの詳細な機序は明確ではないが、胃粘液量増加、胃血流量増加等による潰瘍抑制作用及び肝機能改善作用を示す。
18.2 各種実験潰瘍、胃粘膜損傷、胃血流に対する作用
18.2.1 実験潰瘍(酢酸、clamping)を抑制し、胃粘膜組織ムコ多糖成分の分解を防止(β‐グルクロニダーゼ活性及びN‐アセチル‐β‐グルコサミニダーゼ活性の抑制)する(ラット)。
18.2.2 実験潰瘍(エタノール、塩酸エタノール、塩酸アスピリン)における胃粘膜損傷を抑制する。インドメタシン前処理ではこれらの作用は低下する(ラット)。
18.2.3 実験潰瘍(エタノール)に対して胃粘膜表層部の粘液糖蛋白量を増加・保持させる(ラット)。
18.2.4 胃切除後の残胃粘膜の変性防止を認め、上皮の再生、粘液分泌を認める(イヌ)。
18.2.5 胃血流を増加させる(イヌ)。
18.3 肝機能改善作用
18.3.1 四塩化炭素障害肝で血清膠質反応を改善する(ラット)。
18.3.2 四塩化炭素障害肝でリン脂質、リン蛋白、RNAの代謝を改善する(ウサギ)。
18.3.3 四塩化炭素障害肝で肝臓のローズベンガル摂取率の低下、キニノーゲン量の一過性の増大を抑制する(ラット)。
18.3.4 メチルメチオニンスルホニウムクロリドはlabile‐CH3基を有しており、体内においてメチル基供与体として作用し、ヒスタミンを不活化する(マウス)。
18.3.5 ケファリンからレシチンへの合成を促進する(マウス)。
18.3.6 コレステロール脂肝に対して肝臓並びに血清中の脂質を減少させる(ウサギ)。
- 一包可:不可
- 分割:不可
- 粉砕:不明
- 製造販売会社
- 興和
- 販売会社
おくすりのQ&A
自費で接種された、風疹ワクチンが申請により
補助が受けれることになり、母子手帳記載以外に、予診票の控えがいるとのこと
保管中の予診票の控えを渡したら...
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