アデスタン腟錠300mg

添付文書情報2023年04月改定(第1版)
商品情報
- 禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- カンジダに起因する腟炎及びカンジダに起因する外陰腟炎。
- 用法・用量
- イソコナゾール硝酸塩として、1週1回600mgを腟深部に挿入する。
なお、真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は、600mgをさらに1回使用する。
- 特定の背景を有する患者に関する注意
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
腟:(1%未満)刺激感、(頻度不明)疼痛、腫脹感、そう痒感、発赤、熱感。
- 高齢者
- 患者の状態を観察しながら慎重に使用すること(一般に生理機能が低下している)。
- 妊婦
- 妊娠3ヵ月までの妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 薬剤交付時の注意本剤はPTPシートから取り出して腟内にのみ使用するよう指導すること。
小児の手のとどかない所に保管するよう指導すること。
16.2 吸収
健康女性2名に3H‐イソコナゾール硝酸塩100mgを、また健康女性3名に3H‐イソコナゾール硝酸塩600mgをそれぞれ腟内投与したところ、腟粘膜からの吸収は、投与量の約5%及び10%以下と推定された。なお、血漿中の放射活性濃度は検出限界0.2μg/mL以下であった(外国人データ)。
16.5 排泄
健康女性3名に3H‐イソコナゾール硝酸塩600mgを腟内投与したところ、投与後7日までの尿中排泄量は、投与量の平均3.73±0.27%、糞中排泄量は4.81±3.35%で総排泄量は8.54±3.52%であった(外国人データ)。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
パイロット試験、二重盲検試験及び一般臨床試験の成績は、次のとおりであった。
→図表を見る(PDF)
18.1 作用機序
イソコナゾール硝酸塩は真菌類の細胞膜の透過性を迅速かつ強力に変化させることによって抗真菌作用を発揮する。この結果、細胞呼吸が抑制され、細胞膜構造が破壊される。
18.2 抗菌作用
イソコナゾール硝酸塩はin vitroの試験の結果、皮膚糸状菌、酵母及び酵母様真菌、カビ類、グラム陽性細菌、腟のトリコモナスに対して広範な抗菌活性スペクトルを示した。
→図表を見る(PDF)
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