診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

サラヤ塩化ベンザルコニウム10%液

販売名
サラヤ塩化ベンザルコニウム10%液
薬価
10%10mL 6.50円
製造メーカー
サラヤ

添付文書情報2024年03月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
石鹸類製剤
一般名
ベンザルコニウム塩化物液

-

効能・効果
手指・皮膚の消毒。
手術部位(手術野)の皮膚の消毒。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒。
皮膚・粘膜の創傷部位の消毒。
感染皮膚面の消毒。
医療用具の消毒。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。
膣洗浄。
結膜嚢の洗浄・消毒。
用法・用量
1). 手指・皮膚の消毒:通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落した後、ベンザルコニウム塩化物0.05~0.1%溶液に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗の場合には、5~10分間ブラッシングする。
2). 手術部位(手術野)の皮膚の消毒:手術前局所皮膚面をベンザルコニウム塩化物0.1%溶液で約5分間洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.2%溶液を塗布する。
3). 手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01~0.025%溶液を用いる。
4). 感染皮膚面の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01%溶液を用いる。
5). 医療用具の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液に10分間浸漬するか、又は厳密に消毒する際は、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液中で15分間煮沸する。
6). 手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:ベンザルコニウム塩化物0.05~0.2%溶液を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。
7). 膣洗浄:ベンザルコニウム塩化物0.02~0.05%溶液を用いる。
8). 結膜嚢の洗浄・消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01~0.05%溶液を用いる。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感等。
適用上の注意
14.1. 薬剤調製時の注意14.1.1. 本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。
14.1.2. 希釈倍数1). 濃度0.01%:希釈倍数1000倍。
2). 濃度0.02%:希釈倍数500倍。
3). 濃度0.025%:希釈倍数400倍。
14.1.3. 炎症又は易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)に使用する場合には、通常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。
14.1.4. 希釈液として塩類含量の多い水又は硬水を用いる場合には、通常用いる濃度の1.5~2倍の溶液として使用すること。
14.1.5. 深い創傷又は眼に使用する場合の希釈液としては、注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
14.1.6. 繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤の成分であるベンザルコニウム塩化物を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように注意すること。
14.1.7. 金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐蝕を防止するためにベンザルコニウム塩化物0.1%溶液に0.5~1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加すること。
14.2. 薬剤使用時の注意14.2.1. 経口投与しないこと。
14.2.2. 浣腸には使用しないこと。
14.2.3. 原液又は濃厚液が眼に入らないよう注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。
14.2.4. 濃厚液の使用により、皮膚刺激症状・粘膜刺激症状があらわれることがあるので、注意すること。
14.2.5. 全身吸収による筋脱力を起こすおそれがあるので、粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
14.2.6. 密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないことが望ましい。
14.2.7. 血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落してから使用すること。
14.2.8. 石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、石けん分を洗い落してから使用すること。
14.2.9. 皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸すこと。
14.2.10. 合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等への使用は避けることが望ましい。
14.2.11. 皮革製品の消毒に使用すると、変質させることがあるので、使用しないこと。
-
-

18.1 作用機序
タンパク変性及び酵素の切断、糖の分解と乳酸の酸化など代謝への作用、膜透過性障害による溶菌、リン及びカリウムの漏出、解糖の促進、原形質膜の活動を支える酵素に対する作用などが考えられている。
18.2 殺菌作用
本剤はグラム陽性、陰性菌のみならず、芽胞のない細菌やカビ類といった真菌類に対しても殺菌作用を有する。しかし、結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。

製造販売会社
サラヤ
販売会社
 

おくすりのQ&A

解決済回答5

コメント例文

エンレストのレセプトコメントの例文があれば教えていただけないでしょうか。

薬価・添付文書 その他

受付中回答3

レセプトコメントについて

エンレスト初回処方時はどのようなコメントを入力するのでしょうか?

薬価・添付文書 その他

受付中回答2

mLV

入っている薬液の一部を使用できる注射の場合、薬価はmLVあたりとなるようですが、意味がよくわかりません。1%リドカイン100ml製剤のうち、10mlを使用...

薬価・添付文書 

解決済回答5

配合剤の投与について

保険審査の内容で恐縮ですが、先日の業界紙において、「社会保険診療報酬支払基金は31日、高血圧症に対して初回から第一選択薬として「配合剤」を投与することは、...

薬価・添付文書 その他

受付中回答1

Cost of Concerta (methylphenidate)?

I am curious to find the cost of a month's supply of methylphenidate for ADHD...

薬価・添付文書 

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。