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アコニップパップ70mg

販売名
アコニップパップ70mg
薬価
10cm×14cm1枚 11.40円
製造メーカー
テイカ製薬

添付文書情報2024年03月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
一般名
インドメタシン貼付剤(1)
禁忌
2.1. 本剤の成分又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.2. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある]〔9.1.1参照〕。
効能・効果
次記疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱炎・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・外傷後の疼痛。
用法・用量
1日2回患部に貼付する。
合併症・既往歴等のある患者
8.1. 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
8.2. 慢性疾患(変形性関節症等)に対して用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。
9.1.1. 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴は除く>のある患者:重症喘息発作を誘発するおそれがある〔2.2参照〕。
9.1.2. 皮膚感染症のある患者:感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること(皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある)。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
皮膚:(0.1~5%未満)発赤、皮膚そう痒、発疹、かぶれ、(0.1%未満)皮膚ヒリヒリ感、皮膚腫脹。
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤投与時の注意14.1.1. 損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
14.1.2. 湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。
14.1.3. 必要に応じ、テープ等で保定することが望ましい。

16.1 血中濃度
16.1.1 単回貼付
健康成人男性6名の背部に薬剤4枚(インドメタシン96mg/枚注))を12時間貼付したところ、インドメタシンの平均血漿中濃度は経時的に増加し、最高値は薬剤剥離時で14.9ng/mLとなった。薬剤剥離後は、生物学的半減期約11時間で減少した。
16.1.2 連続貼付
健康成人男性3名の大腿部前面に薬剤2枚(インドメタシン96mg/枚注))を1日2回、28日間連続して貼付したところ、インドメタシンの平均血漿中濃度は、貼付1日目で6.2ng/mLを示し、以後28日目まで7ng/mL前後の濃度で維持した。薬剤剥離後3日目には約1/4まで低下した。
16.3 分布
人工膝関節全置換術が予定されている患者6名の膝に薬剤1枚(インドメタシン96mg/枚注))を1日2回、数日間連続貼付したところ、各組織内濃度は次の通りで、貼付した深部へ分布し血清中より高濃度であった。
→図表を見る(PDF)

16.5 排泄
16.5.1 単回貼付
健康成人男性6名の背部に薬剤4枚(インドメタシン96mg/枚注))を12時間貼付し、貼付開始後120時間まで遊離体および遊離体を含む抱合体の尿中排泄量を測定したところ、累積排泄量の平均は約400μgで、その90%程度は48時間までに排泄された。
16.5.2 連続貼付
健康成人男性3名の大腿部前面に薬剤2枚(インドメタシン96mg/枚注))を1日2回、28日間連続して貼付し、貼付開始後31日目まで遊離体および遊離体を含む抱合体の尿中排泄量を測定したところ、1日目の平均値は67.6μg、7日目には212μgに達し、以後28日目に薬剤剥離まで200~250μgの排泄量を示した。薬剤剥離後3日目には剥離時の1/5程度に減少した。
注)本剤の承認された用法及び用量は、70mg/枚である。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 変形性膝関節症を対象とした国内比較臨床試験
変形性膝関節症を有しX線所見上少なくとも骨棘形成が認められ明らかな疼痛・炎症症状を有する患者に対し、基剤を対照として、1回1枚、1日2回4週間患部に貼付した二重盲検試験の結果、最終全般改善度での改善率は72.4%(71/98例)を示し、有用度でも有用率70.4%(81/115例)であり、本剤の有用性が認められた。
副作用発現頻度は薬剤投与群で5.6%(7/126例)であった。副作用は発赤(7例)、そう痒(5例)であった。
17.1.2 一般外傷を対象とした国内比較臨床試験
打撲・挫傷、捻挫などの一般外傷を有し明らかな疼痛・炎症症状を有する患者に対し、インドメタシン軟膏との比較臨床試験の結果、最終全般改善度での改善率87.4%(76/87例)を示し、有用度でも有用率81.8%(72/88例)であり、本剤の有用性が認められた。
副作用発現頻度は薬剤投与群で7.3%(7/96例)であった。主な副作用は、かぶれ、発赤、そう痒が各(2例)であった。

18.1 作用機序
インドメタシンは炎症のケミカルメディエーターであるプロスタグランジン(PG)の生合成を阻害することによって抗炎症作用を現す。PGは細胞膜の構成脂質であるアラキドン酸から生合成され、その律速酵素はシクロオキシゲナーゼ(COX)であるが、非ステロイド性抗炎症薬のPG生合成阻害機序はこのCOXの阻害である。
18.2 抗炎症作用
18.2.1 血管透過性亢進抑制試験(モルモット)、カラゲニン足浮腫抑制試験(ラット)、デキストラン足浮腫抑制試験(ラット)及び紫外線紅斑抑制試験(モルモット)の急性炎症モデルに対して優れた抗炎症作用を示しインドメタシン軟膏とほぼ同等であった。
18.2.2 アジュバント関節炎治療試験(ラット)の慢性炎症モデルに対して有意な抑制効果を示し、インドメタシン軟膏とほぼ同等であった。
18.3 鎮痛作用
炎症足圧痛抑制試験(ラット)でも著明な鎮痛作用を示し、インドメタシン軟膏とほぼ同等であった。

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