コンベッククリーム5%
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添付文書情報2015年04月改定(第10版)
商品情報
- 禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 効能・効果
- 1.急性湿疹、慢性湿疹、脂漏性湿疹、貨幣状湿疹。
2.接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、おむつ皮膚炎。
3.酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎。
4.帯状疱疹。
- 用法・用量
- 本品の適量を1日数回患部に塗布又は貼布する。
- 副作用
- 総症例数1,289例中16例(1.24%)37件の副作用が報告されている。主な副作用は灼熱感9件(0.70%)、接触皮膚炎6件(0.47%)、潮紅6件(0.47%)、刺激感5件(0.39%)、発赤3件(0.23%)、そう痒3件(0.23%)等であった(再審査終了時)。
- 1.過敏症:(0.1~5%未満)発赤、そう痒、丘疹、接触皮膚炎、(0.1%未満)腫脹、潮紅等[このような場合には、使用を中止する]。
2.皮膚:(0.1~5%未満)皮膚刺激感、皮膚灼熱感、皮膚乾燥、(0.1%未満)皮膚糜爛等。
- 適用上の注意
- 使用部位:眼科用として使用しない。
〈参考〉動物における吸収、分布、代謝、排泄
14C‐ウフェナマート5%軟膏・クリーム400mg(ウフェナマートとして約100mg/kg)をラット背部の健常皮膚に塗布し、48時間固定したとき、ウフェナマートの皮膚中移行は速やかであり、表皮付近に高濃度に存在し、深部への移行はわずかであった。血中への移行性は低かった。
また、皮膚中代謝物は約95%が未変化体であり、尿中及び糞中の代謝物の大部分はウフェナマートとその水酸化体であった。
なお、塗布後72時間固定したときの尿中及び糞中排泄は、それぞれ塗布量の0.72%及び1.00%であった。
二重盲検比較試験を含む臨床試験の評価対象1,814例における有効以上の有効率は次のとおりであった。
→図表を見る(PDF)
1.抗炎症作用
(1)血管透過性亢進抑制作用
ラットにおけるヒスタミンあるいはブラジキニンによる皮膚血管透過性亢進に対し、0.12%吉草酸ベタメタゾン軟膏と同等の抑制効果を認めた。
(2)浮腫抑制作用
ラットにおけるカラゲニン足蹠浮腫に対し、0.12%吉草酸ベタメタゾン軟膏とほぼ同等の抑制効果を認めた。
(3)紫外線紅斑抑制作用
モルモットにおける紫外線紅斑に対し、0.12%吉草酸ベタメタゾン軟膏より強い抑制効果を認めた。
(4)アレルギー性皮膚炎症抑制作用
マウス、モルモットにおけるピクリルクロライドあるいはジニトロクロルベンゼンによるアレルギー性皮膚炎症に対して著明な抑制効果を認めた。
(5)その他
ラット背部皮下のpaper‐diskによる肉芽増殖を、ほとんど抑制しなかった。
2.鎮痛作用
ラットにおけるカラゲニンによる炎症性疼痛に対し、疼痛閾値の有意な上昇を認めた。
3.作用機序
本剤の抗炎症作用は副腎を介さず、炎症部位に直接作用するものであり、膜安定化及び活性酸素生成抑制作用など、生体膜との相互作用により発揮されるものと考えられる。
- 製造販売会社
- 田辺三菱製薬
- 販売会社
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