診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

ジクロフェナクナトリウムテープ30mg「NP」

後発医薬品
販売名
ジクロフェナクナトリウムテープ30mg「NP」
薬価
10cm×14cm1枚 17.10円
製造メーカー
ニプロファーマ

添付文書情報2024年04月改定(第2版)

商品情報

薬効分類名
その他の鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
一般名
ジクロフェナクナトリウム貼付剤(2)
禁忌
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある]〔9.1.1参照〕。
効能・効果
次記疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱炎・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛(筋・筋膜性腰痛症等)、外傷後の腫脹・外傷後の疼痛。
用法・用量
1日1回患部に貼付する。
合併症・既往歴等のある患者
8.1. 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
8.2. 慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、薬物療法以外の療法も考慮すること。
9.1.1. 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>のある患者:アスピリン喘息ではないことを十分に確認すること(気管支喘息の患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれている可能性があり、それらの患者では重症喘息発作を誘発するおそれがある)〔2.2参照〕。
9.1.2. 皮膚感染症のある患者:感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること(皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある)。
相互作用
10.2. 併用注意:ニューキノロン系抗菌剤(レボフロキサシン等)[痙攣を起こすおそれがあるので、痙攣が発現した場合には、気道を確保し、ジアゼパムの静注等を行う(ニューキノロン系抗菌剤が脳内の抑制性神経伝達物質であるGABAの受容体結合を濃度依存的に阻害し、ある種の非ステロイド性抗炎症剤との共存下ではその阻害作用が増強されることが動物で報告されている)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(じん麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。
11.1.2. 接触皮膚炎(頻度不明):使用部位に発赤、紅斑、発疹、皮膚そう痒感、皮膚疼痛の皮膚症状があらわれ、皮膚腫脹、皮膚浮腫、皮膚水疱・皮膚びらん等に悪化し、さらに皮膚症状が全身に拡大し重篤化することがある。
11.2. その他の副作用
皮膚:(0.1~5%未満)皮膚炎、皮膚そう痒感、発赤、皮膚あれ、皮膚刺激感、(0.1%未満)皮膚水疱、皮膚色素沈着、(頻度不明)光線過敏症、皮膚浮腫、皮膚腫脹、皮膚剥脱。
1%ジクロフェナクナトリウム軟膏における発現頻度。
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤使用時の注意14.1.1. 損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
14.1.2. 湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。

16.3 分布
16.3.1 生物学的同等性試験
ジクロフェナクナトリウムテープ15mg「NP」(旧処方製剤注))とボルタレンテープ15mgを健康成人男性の背部皮膚に貼付し、貼付0時間後及び24時間後の薬物回収量を用いてジクロフェナクナトリウムの皮膚への移行量を算出した。得られた値について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、皮膚への薬物移行量の平均値の差はlog(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
注)ジクロフェナクナトリウムテープ30mg「NP」について現処方製剤と旧処方製剤の生物学的同等性が確認されたことから、容れ目違いであるジクロフェナクナトリウムテープ15mg「NP」の現処方製剤と旧処方製剤についても生物学的に同等であると判断された。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
1%ジクロフェナクナトリウム軟膏における二重盲検試験を含む935例の臨床試験結果より得られた改善率は次のとおりであった。
→図表を見る(PDF)

18.1 作用機序
酸性非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)である。プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を現す。構成型COX(COX‐1)と誘導型COX(COX‐2)に対する選択性はない。
18.2 抗炎症作用
18.2.1 急性炎症
1%ジクロフェナクナトリウム軟膏は、カラゲニン足蹠浮腫(ラット)、紫外線紅斑(モルモット)で、1%インドメタシン軟膏と同程度の抗炎症作用を示す。また、カラゲニン誘発炎症足中(ラット)のプロスタグランジンE2の産生を有意に抑制する。
18.2.2 亜急性・慢性炎症
1%ジクロフェナクナトリウム軟膏は、マスタード足蹠浮腫(ラット)、ペーパーディスク試験(ラット)、アジュバント関節炎(ラット)で、1%インドメタシン軟膏と同程度の抗炎症作用を示す。
18.3 鎮痛作用
1%ジクロフェナクナトリウム軟膏は、酢酸ライジング疼痛試験(マウス)、イースト疼痛試験(ラット)で、1%インドメタシン軟膏と同程度の疼痛抑制作用を示す。

製造販売会社
ニプロファーマ
販売会社
ニプロ 

おくすりのQ&A

受付中回答3

ウルソ

主病名が肝硬変症
主病名以外に胆のう結石
ウルソ600mg処方 毎食後
特処56点は算定可能でしょうか?

薬価・添付文書 その他

受付中回答5

内服用ルゴール液の算定方法

内服用ルゴール液(ヨウ素83mg/ml)を院内で処方する際の点数と算定方法を教えてください

薬価・添付文書 その他

受付中回答3

併用投薬について

フロセミド注を持続点滴している患者に浮腫増悪の為アゾセミド内服を希望(本人が)
症状詳記行い、査定などは推測されますでしょうか?

薬価・添付文書 その他

解決済回答2

整腸剤の併用について

リアルダ、ミヤBMに今回からラックビー錠と、ビオフェルミン錠追加。...

薬価・添付文書 製品

解決済回答3

オメプラールとオメプラゾール

4月より後発品のオメプラゾールより、先発品のオメプラールの方が薬価が安くなるようですが、安い先発品を選ぶことにより保険請求に影響のある点数はありますか?

薬価・添付文書 その他

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。