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ハイゼット錠25mg

販売名
ハイゼット錠25mg
識別コード
OG02
薬価
25mg1錠 6.30円
製造メーカー
大塚製薬

添付文書情報2022年11月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の個々の器官系用医薬品
一般名
ガンマオリザノール錠

-

効能・効果
1). 高脂質血症。
2). 心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ。
(効能又は効果に関連する注意)
〈高脂質血症〉適用の前に十分な検査を実施し、高脂質血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
用法・用量
〈高脂質血症〉
ガンマオリザノールとして、通常成人1日300mgを3回に分けて食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ〉
ガンマオリザノールとして、通常成人1日10~50mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、過敏性腸症候群に用いる場合は、1日最高50mgまでとする。
肝機能障害患者
8.1. 〈高脂質血症〉あらかじめ高脂質血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。
8.2. 〈高脂質血症〉投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
9.3.1. 肝障害又はその既往歴のある患者:症状を増悪させるおそれがある。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 精神神経系:(0.1~5%未満)めまい・ふらつき、浮上感、(0.1%未満)眠気、(頻度不明)頭痛・頭重感、いらいら感等。
2). 消化器:(0.1~5%未満)嘔気・嘔吐、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感、食欲不振、(0.1%未満)腹部不快感、腹鳴、胸やけ、げっぷ、無味感、口内炎等。
3). 過敏症:(0.1~5%未満)発疹、そう痒、皮膚異常感、(0.1%未満)潮紅等。
4). 循環器:(0.1~5%未満)血圧上昇、(頻度不明)動悸等。
5). 肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇等の肝機能障害。
6). その他:(0.1%未満)倦怠感、体のほてり、不快感、夜間頻尿、(頻度不明)口渇、浮腫、脱力感。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔への移行が報告されている)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
その他の注意
15.2. 非臨床試験に基づく情報ラット中期発がんモデルで、ガンマオリザノールを0.2%以上の濃度で飼料に混ぜて与えると肺腫瘍発生頻度を上昇させたとの報告があるが、0.04%の濃度では肺腫瘍発生頻度は上昇しなかったことが報告されている。ガンマオリザノールは微生物試験系(invitro)及び染色体試験系(in vivo)では変異原性を示さず、また、マウス(ガンマオリザノール200~2000mg/kg/day、78週間混餌投与)、ラット(ガンマオリザノール200~2000mg/kg/day、104週間混餌投与)のがん原性試験では、腫瘍誘発性は認められなかった。

16.1 血中濃度
健康成人9例にガンマオリザノール75mg注)、300mg及び600mg注)を食後単回経口投与した時、ガンマオリザノールの吸収は緩慢であるが、その血漿中濃度には良好な用量依存性が認められた。
16.5 排泄
ガンマオリザノールは尿中には未変化体として排泄されず、主に代謝物のフェルラ酸として排泄された。
注)本剤の1日用量は、高脂質血症300mg、心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ10~50mgである。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
〈高脂質血症〉
17.1.1 国内臨床試験
多施設二重盲検比較試験を含む臨床試験において、ガンマオリザノール300mg/日投与により血清総コレステロールが10%以上低下した症例は37.2%(346/929例)であり、トリグリセライドが20%以上低下した症例は35.9%(331/923例)であった。血清HDL‐コレステロールは前値45mg/dL未満例において有意に上昇した。また、血清過酸化脂質も低下した。長期投与(1年~2年、118例)は全投与期において、安定した血清総コレステロール低下作用を示した。
〈心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ〉
17.1.2 国内臨床試験
総計315例について実施された多施設二重盲検比較試験を含む臨床試験の結果、更年期障害、過敏性大腸症候群に対する有効率はそれぞれ68.6%(83/121例)、68.4%(108/158例)であった。

18.1 作用機序
血清総コレステロール低下の作用機序としては、コレステロールの消化管吸収抑制作用が主作用であり、コレステロール合成の阻害作用及びコレステロールの異化排泄促進作用の関与も考えられている。
18.2 脂質代謝
18.2.1 血清脂質低下作用
高コレステロール食摂取マウス、ラット、ウサギの血清総コレステロールを有意に低下させた。このコレステロール低下作用はVLDL‐コレステロール及びLDL‐コレステロールの低下に基づくものであった。また、ウサギにおいてはリン脂質の有意な低下も認められた。
18.2.2 血清過酸化脂質低下作用
ガンマオリザノール300mg/日の投与により高脂質血症患者の血清過酸化脂質を有意に低下させた。
18.2.3 肝臓脂質に対する効果
高コレステロール食摂取ラット、ウサギの肝臓コレステロール、特にエステル型コレステロールの低下作用を示した。ラットにおいては中性脂肪も有意に低下させた。
18.2.4 動脈壁における効果
高コレステロール食摂取ラットにおいて動脈壁内の中性コレステロールエステラーゼ活性を有意に亢進し、アシル‐CoAコレステロールアシルトランスフェラーゼ活性を有意に抑制することにより、動脈壁内のエステル型コレステロールの蓄積を阻止する方向に作用することが示唆された。また、高コレステロール食摂取ウサギの大動脈に形成される粥状硬化病変は、血清脂質の低下に伴い軽減した。
18.2.5 血小板凝集抑制作用
高コレステロール食摂取ウサギにガンマオリザノールを経口投与することにより、ADPによる血小板の最大凝集率を有意に抑制した。
18.3 内分泌・自律神経系
18.3.1 卵巣を摘出したマウスにおいて発情作用を示した。
18.3.2 ラット間脳のノルアドレナリン代謝回転の抑制傾向を示し、ノルアドレナリン含量の増加作用を示した。
18.3.3 ラットにストレスを負荷することにより生じる胃潰瘍及び消化管運動の亢進に対して抑制作用を示した。
18.3.4 インスリン及び2‐デオキシ‐D‐グルコースで迷走神経を刺激することにより生じるラットの胃液分泌亢進に対して抑制作用を示した。

一包可:不可
分割:不可
粉砕:不明

粉砕して投与する方法は承認された用法及び用量外の使用方法であり推奨しない。また、粉砕した製品での薬物動態等のデータはない。

製造販売会社
大塚製薬
販売会社
 

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