グルコン酸カルシウム水和物
販売名
グルコン酸カルシウム水和物
薬価
1g 7.50円
製造メーカー
山善製薬
添付文書情報2014年11月改定(第2版)
商品情報
薬効分類名
グルコン酸カルシウム製剤
一般名
グルコン酸カルシウム水和物
- 禁忌
- 1.高カルシウム血症の患者。
2.腎結石のある患者[腎結石を助長する恐れがある]。
3.重篤な腎不全のある患者[組織への石灰沈着を助長する恐れがある]。
4.エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物投与中の患者。
- 効能・効果
- 1.低カルシウム血症に起因する次記症状の改善:テタニー、テタニー関連症状。
2.小児脂肪便におけるカルシウム補給。
- 用法・用量
- グルコン酸カルシウムとして、1日1~5gを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慎重投与
- 1.活性型ビタミンD剤服用中の患者[高カルシウム血症を来す恐れがある]。
2.強心配糖体投与中の患者[強心配糖体の作用を増強する恐れがある]。
3.高カルシウム血症が現れやすい病態の患者。
- 重要な基本的注意
- 長期投与により、血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。また、高カルシウム血症が現れた場合には投与を中止する。
- 相互作用
- 1.併用禁忌:エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物<経口><エストラサイト、ビアセチル、プロエスタ>[エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物の効果が減弱する恐れがある(カルシウムがエストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物と難溶性のキレートを形成し、エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物の吸収を阻害する)]。
2.併用注意:1).強心配糖体(メチルジゴキシン、ジゴキシン、ジギトキシン等)[強心配糖体の作用を増強し徐脈・心室性期外収縮・房室ブロック等の中毒症状を誘発する恐れがある(カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める)]。
2).テトラサイクリン系抗生物質<経口>(ミノサイクリン<経口>、ドキシサイクリン<経口>、テトラサイクリン<経口>等)、ニューキノロン系抗菌剤<経口>(シプロフロキサシン<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシン<経口>)、ビスホスホネート系薬剤<経口剤>(エチドロン酸二ナトリウム<経口剤>等)[これらの薬剤の効果が減弱する恐れがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意する(カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる)]。
3).非脱分極性筋弛緩剤(ツボクラリン塩化物、パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)[これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱する恐れがある(カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する)]。
- 副作用
- 本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 重大な副作用
- 1.重大な副作用
高カルシウム血症、結石症:カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症が現れることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
- 2.その他の副作用(頻度不明)1).消化器:食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛。
2).その他:倦怠感。
- 高齢者への投与
- 高カルシウム血症が現れやすいので用量に留意する[高齢者では腎機能が低下していることが多い]。
- 取扱い上の注意
- 配合変化:アルコールで沈殿を生じ、濃度により炭酸塩、酒石酸塩、リン酸塩などとはイオン反応が起こり、それぞれの不溶性カルシウム塩を析出することがある。酸化剤とは配合不適とされている。
-
-
内服カルシウム剤としての一般的な薬効を有する。不快な味がなく、また吸収が良く、刺激がない。本品2gを10%水溶液として服用すると血清カルシウムを15mg/100mLにまで上昇させる。
- 一包可:条件付可
アルコールで沈殿を生じ、濃度により炭酸塩、酒石酸塩、リン酸塩などとはイオン反応が起こり、それぞれの不溶性カルシウム塩を析出することがある。酸化剤とは配合不適とされている。
- 分割:条件付可
- 粉砕:条件付可
- 製造販売会社
- 山善製薬
- 販売会社
おくすりのQ&A
解決済回答5
受付中回答3
解決済回答5
保険審査の内容で恐縮ですが、先日の業界紙において、「社会保険診療報酬支払基金は31日、高血圧症に対して初回から第一選択薬として「配合剤」を投与することは、...
受付中回答1
Cost of Concerta (methylphenidate)?
I am curious to find the cost of a month's supply of methylphenidate for ADHD...
わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!
このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。