診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

ホスリボン配合顆粒

販売名
ホスリボン配合顆粒
薬価
100mg1包(リンとして) 71.10円
製造メーカー
ゼリア新薬

添付文書情報2023年07月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の無機質製剤
一般名
リン酸二水素ナトリウム一水和物・無水リン酸水素二ナトリウム顆粒
警告
本剤と同一成分である腸管洗浄剤ビジクリア配合錠で、急性腎障害、急性リン酸腎症(腎石灰沈着症)が報告されており、本剤の用法・用量はビジクリア配合錠の用法・用量とは異なるものの、腎障害、リン酸腎症の発現に注意すること(特に、重度腎機能障害を有する患者に投与する場合には、くる病・骨軟化症の治療に十分な知識を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される場合にのみ使用すること)〔9.2.1参照〕。
禁忌
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
効能・効果
低リン血症。
(効能又は効果に関連する注意)
くる病や骨軟化症をきたす低リン血症の患者(原発性低リン血症性くる病・骨軟化症、Fanconi症候群、腫瘍性骨軟化症、未熟児くる病等)に投与すること。
用法・用量
通常、リンとして1日あたり20~40mg/kgを目安とし、数回に分割して経口投与する。以後は患者の状態に応じて適宜増減するが、上限はリンとして1日あたり3000mgとする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 血清リン濃度は服用1~2時間後に最高に達し、その後急激に低下することから、血清リン濃度を保つためには本剤の投与を分割し、1日あたりの投与回数を増やすことが望ましい。
7.2. 血清リン値、血清及び尿中カルシウム値、血清ALP値、血清PTH値、血清クレアチニン値等を定期的に測定し、年齢、体重、患者の状態(食事量、食事内容、臨床症状、臨床検査値、併用薬等)を十分に考慮して、用法・用量の調節を行うこと。
7.3. 胃腸障害が出現した場合には、1回あたりの投与量を減量し、投与回数を増やすことを考慮すること。
腎機能障害患者
腎臓石灰化が生じる可能性があるため、必要に応じて超音波検査等を実施することが望ましい〔9.2.2参照〕。
9.1.1. 副甲状腺機能亢進症の患者:悪化する可能性がある。
9.1.2. ナトリウム摂取制限を要する患者:本剤1包中にナトリウムを94mg含有するため、血清ナトリウムが上昇する可能性がある。
9.2.1. 重度腎機能障害を有する患者:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(腎障害、リン酸腎症が生じる可能性がある)〔1.警告の項参照〕。
9.2.2. 腎機能障害のある患者:腎臓に石灰化が生じる可能性がある〔8.重要な基本的注意の項参照〕。
相互作用
10.2. 併用注意:アルミニウム含有製剤<服用>[同時に服用することにより、本剤の効果を減弱させるおそれがある(アルミニウムは消化管内においてリンと結合し、その吸収を阻害すると考えられる)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(5%以上)アレルギー性皮膚炎。
2). 消化器:(5%以上)腹痛、下痢。
高齢者
一般に生理機能が低下している。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
取扱い上の注意
20.1. アルミ包装開封後は、防湿に留意すること[本剤は吸湿性があるため]。
20.2. アルミ包装中で凝集することがあるが、成分等に影響はない。
-

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相試験
国内4施設で原発性低リン血症性くる病患者16例(3~14歳:平均8.1歳)を対象に実施した臨床試験において、1日投与量として20~40mg/kg/日を目安として300~3,000mgを3回又は4回に分けて48週間経口投与した。その結果、血清リン濃度(平均値)は3.58mg/dL以上の値で推移し、観察期の平均値である2.86mg/dLを上回った。また、観察期に測定した本剤投与前値を100%とした場合の相対値の平均値[95%信頼区間]は、128.52[114.46、142.58]~144.31[134.89、153.73]%で推移した。血清ALP値(平均値)について、観察期に測定した本剤投与前値を100%とした場合の相対値の平均値[95%信頼区間]は、95.19[89.68、100.69]~106.21[91.86、120.55]%で推移した。
なお、治験薬の1日あたりの投与量は治験期間を通じて400~2,000mgであった。
血清リン濃度の推移図

血清ALP値の推移図

18.1 作用機序
家族性(遺伝性)低リン血症性くる病の動物モデルとして知られるHypophosphatemicマウス(Hypマウス)の低リン血症の改善作用を示した。またそれに伴い、骨形成障害の改善作用が認められた。

一包可:不可
分割:不可
粉砕:不明
製造販売会社
ゼリア新薬
販売会社
 

おくすりのQ&A

解決済回答3

滑液の細菌培養同定検査について

整形外科で医療事務をやっております。...

薬価・添付文書 

受付中回答2

ビソノテープの適応病名について

ビソノテープの適応病名が、高血圧症と頻脈性心房細動となっていますが
発作性上室頻拍の病名でも査定されませんでしょうか

薬価・添付文書 その他

受付中回答6

セレコキシブ

セレコキシブで胸痛の病名で通りますか?

薬価・添付文書 

解決済回答2

ニチファーゲンについて

お世話になっております。
質問カテゴリー・質問内容がここで合ってるか不明ですがお聞きしたいです。
当院は入院施設のないクリニックです。...

薬価・添付文書 その他

受付中回答1

袋入り薬剤の薬剤料について

問題集の問題に「袋入り薬剤を0.8袋使用し注射を行った場合の薬剤料は(A  0.8袋、 B...

薬価・添付文書 その他

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。