キシリトール注5%「フソー」

販売名
キシリトール注5%「フソー」
薬価
5%500mL1瓶 228.00円
製造メーカー
扶桑薬品
添付文書情報2024年01月改定(第1版)
商品情報
薬効分類名
キシリトール製剤
一般名
キシリトール注射液
- 禁忌
- 低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある]。
- 効能・効果
- 糖尿病及び糖尿病状態時の水補給・エネルギー補給。
- 用法・用量
- キシリトールとして、通常成人1日2~50gを1~数回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、キシリトールとして、1日量100gまでとする。
点滴静注する場合、その速度はキシリトールとして、0.3g/kg/hr以下とすること。
- 肝機能障害患者
- 9.1.1. 尿崩症の患者:水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
腎機能障害患者:キシリトールの大量を急速投与すると腎障害があらわれるおそれがある。
肝機能障害患者:キシリトールの大量を急速投与すると肝障害があらわれるおそれがある。
- 副作用
- 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 11.2. その他の副作用
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失、肝障害、腎障害。
- 高齢者
- 投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
- 授乳婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
- 小児等
- 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
- 取扱い上の注意
- 14.1. 全般的な注意14.1.1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2. 薬剤調製時の注意薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.3. 薬剤投与時の注意14.3.1. 皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
14.3.2. ゆっくり静脈内に投与すること。
14.3.3. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。
14.3.4. 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.5. 残液は使用しないこと。
20.1. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
20.2. 次の場合には使用しないこと。
・ 外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
・ ゴム栓部のシールがはがれている場合には使用しないこと。
- その他の注意
- 15.1. 臨床使用に基づく情報キシリトールの大量を急速投与すると、腎にシュウ酸カルシウム沈着、脳にシュウ酸カルシウム沈着が認められたとの報告がある。
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18.1 作用機序
キシリトールはインスリンの介助を要することなく細胞内に取り込まれるので、インスリン欠乏による糖利用障害時においてもキシリトールの代謝は妨げられず、また血糖値を上昇させることもない。キシリトールはグルクロン酸-キシルロース回路でグロン酸から生成される生理的代謝産物でもあるので、その忍容性も高い。細胞内移行は速やかで、抗ケトン作用を現す。また細胞内に取り込まれ、代謝の最初の段階で補酵素を還元する。
- 製造販売会社
- 扶桑薬品
- 販売会社
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補助が受けれることになり、母子手帳記載以外に、予診票の控えがいるとのこと
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