カルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「あすか」
添付文書情報2020年06月改定(第12版)
商品情報
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- 効能・効果
- 1.毛細血管抵抗性の減弱及び毛細血管透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病など)。
2.毛細血管抵抗性の減弱による皮膚出血あるいは粘膜出血及び内膜出血、眼底出血・腎出血・子宮出血。
3.毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血。
- 用法・用量
- カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として、1日30~90mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慎重投与
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 副作用
- 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した(再審査対象外)。
- 副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1.消化器:(0.1~5%未満)食欲不振、胃部不快感、(0.1%未満)悪心、嘔吐。
2.過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒。
- 高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
- 取扱い上の注意
- 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、4年)の結果、カルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「あすか」は通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。
1.尿中排泄
(参考)雄性シロウサギにカルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「あすか」と標準製剤それぞれカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として60mgをクロスオーバー法により単回経口投与してカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物の尿中排泄量を測定した結果、両剤間の尿中排泄量に有意差は認められなかった。
2.溶出挙動
カルバゾクロムスルホン酸Na錠30mg「あすか」は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められた溶出規格に適合していることが確認されている。
1.血管抵抗値増強作用
馬杉腎炎ラットの低下した血管抵抗値を、投与用量に応じ、対照群に比べ有意に増大させる(皮下)。
また、正常ラットにおいても血管抵抗値を増大させる。
(von Borbely式改良法:経口)
2.血管透過性抑制作用
馬杉腎炎ラットの尿中蛋白及び尿中アルカリフォスファターゼの増加を抑制する(Exton変法、Kind‐king法:皮下)。
腎炎の尿中蛋白は主に糸球体毛細血管の透過性亢進によるものとされている。
- 一包可:不可
- 分割:不可
- 粉砕:不明
- 製造販売会社
- あすか製薬
- 販売会社
- 武田薬品
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