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サルポグレラート塩酸塩錠50mg「DK」

後発医薬品
販売名
サルポグレラート塩酸塩錠50mg「DK」
識別コード
SG 50
薬価
50mg1錠 19.10円
製造メーカー
大興製薬

添付文書情報2023年12月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
他に分類されない血液・体液用薬
一般名
サルポグレラート塩酸塩50mg錠
禁忌
2.1. 出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を更に増強する可能性がある]〔9.1.2、11.1.1参照〕。
2.2. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
効能・効果
慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感等の虚血性諸症状の改善。
用法・用量
サルポグレラート塩酸塩として、通常成人1回100mgを1日3回食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能障害患者
本剤投与中は定期的に血液検査を行うことが望ましい。
9.1.1. 月経期間中の患者:出血を増強するおそれがある。
9.1.2. 出血傾向並びに出血傾向素因のある患者:出血傾向を増強するおそれがある〔2.1、11.1.1参照〕。
9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:排泄に影響するおそれがある。
相互作用
10.2. 併用注意:抗凝固剤(ワルファリン等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、チクロピジン塩酸塩、シロスタゾール等)[出血傾向を増強するおそれがある(相互に作用を増強する)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 脳出血、消化管出血(いずれも0.1%未満):脳出血、吐血や下血等の消化管出血があらわれることがある〔2.1、9.1.2参照〕。
11.1.2. 血小板減少(頻度不明)。
11.1.3. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。
11.1.4. 無顆粒球症(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1~5%未満)発疹、発赤、(0.1%未満)丘疹、そう痒、(頻度不明)紅斑、蕁麻疹。
2). 肝臓:(0.1~5%未満)肝機能障害(ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇等)。
3). 出血傾向:(0.1~5%未満)出血(鼻出血、皮下出血等)。
4). 消化器:(0.1~5%未満)嘔気、胸やけ、腹痛、便秘、(0.1%未満)食道異物感、食欲不振、腹部膨満感、下痢、(頻度不明)嘔吐、口内炎。
5). 循環器:(0.1~5%未満)心悸亢進、(0.1%未満)息切れ、胸痛、ほてり。
6). 精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛、(0.1%未満)眠気、味覚異常、めまい。
7). 腎臓:(0.1~5%未満)蛋白尿、尿潜血、BUN上昇、クレアチニン上昇。
8). 血液:(0.1~5%未満)貧血、(0.1%未満)血小板減少、(頻度不明)白血球減少。
9). その他:(0.1~5%未満)血清中性脂肪上昇、血清コレステロール上昇、血清アルブミン減少、尿糖、尿沈渣、(0.1%未満)体重増加、浮腫、倦怠感、血清カルシウム減少、(頻度不明)しびれ感、発熱、咽頭痛、咽頭不快感、咽頭灼熱感。
発現頻度は、製造販売後調査の結果を含む。
高齢者
低用量(例えば150mg/日)より投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に腎、肝等の生理機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続するおそれがある)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験(ラット)で胚胎仔死亡率増加及び新生仔生存率低下が報告されている)〔2.2参照〕。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

16.1 血中濃度
16.1.1 生物学的同等性試験
〈サルポグレラート塩酸塩錠50mg「DK」〉
サルポグレラート塩酸塩錠50mg「DK」とアンプラーグ錠50mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(サルポグレラート塩酸塩として50mg)健康成人男子20名に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された。
→図表を見る(PDF)


血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
〈サルポグレラート塩酸塩錠100mg「DK」〉
サルポグレラート塩酸塩錠100mg「DK」とアンプラーグ錠100mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(サルポグレラート塩酸塩として100mg)健康成人男子18名に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された。
→図表を見る(PDF)


血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
16.2 吸収
健康成人における経口吸収率は尿、糞中への未変化体及び代謝物の排泄率より50%以上と推定される。
16.3 分布
16.3.1 組織への移行性
雄性ラットに14C‐サルポグレラート塩酸塩を20mg/kg経口投与したとき、大部分の組織中放射能濃度は15~30分で最高値に達し、肝臓、腎臓及び肺に血漿中より高い放射能の分布が認められたが、他の組織中濃度は血漿中濃度と同等かもしくは低値であった。
16.3.2 蛋白結合率
ヒト血清:95%以上(in vitro、限外ろ過法)。
16.4 代謝
サルポグレラート塩酸塩は脱エステル化された後、代謝物は複数のチトクロームP450分子種(CYP1A2、CYP2B6、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4)で代謝される。
16.5 排泄
健康成人6例にサルポグレラート塩酸塩を100mg単回経口投与したとき、投与後24時間までに未変化体は尿及び糞中に認められなかったが、大部分が抱合型代謝物として尿中に排泄された。また、尿中及び糞中への合計排泄率はそれぞれ44.5%及び4.2%であった。
注)本剤の承認用法は1日3回食後経口投与である。

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相比較試験
慢性動脈閉塞症を対象に100mg錠を1回1錠1日3回6週間毎食後に経口投与した二重盲検比較試験において、有用度は64.3%(45/70例)(有用以上)、90.0%(63/70例)(やや有用以上)であった。
副作用発現頻度は2.6%(2/76例)であった。副作用の内訳は腹痛、嘔気、消化管出血いずれも1.3%(1/76例)であった。

18.1 作用機序
サルポグレラート塩酸塩は血小板及び血管平滑筋における5‐HT2(セロトニン)レセプターに対する特異的な拮抗作用を示す。その結果、抗血小板作用及び血管収縮抑制作用を示す。
18.2 血小板凝集抑制作用
18.2.1 健康成人及び慢性動脈閉塞症患者において、セロトニンとコラーゲン同時添加による血小板凝集を抑制する(ex vivo試験)。
18.2.2 In vitroの試験(ヒト、ウサギ、ラット)においてコラーゲンによる血小板凝集及びADP又はアドレナリンによる血小板の二次凝集を抑制する。
また、コラーゲンによる血小板凝集はセロトニンにより増強されるが、この増強された血小板凝集を抑制する。
18.3 抗血栓作用
18.3.1 末梢動脈閉塞症モデル(ラウリン酸注入によるラット末梢動脈閉塞)における病変の進展を抑制する。
18.3.2 動脈血栓モデル(血管内皮損傷によるマウス動脈血栓、ポリエチレンチューブ置換ラット動脈血栓)における血栓の形成を抑制する。
18.4 血管収縮抑制作用
ラットの血管平滑筋を用いたin vitroの試験において、セロトニンによる血管平滑筋の収縮を抑制する。
また、血小板凝集に伴い血管平滑筋が収縮するが、この収縮を抑制する。
18.5 微小循環改善作用
慢性動脈閉塞症患者の経皮的組織酸素分圧及び皮膚表面温度を上昇させる。

一包可:不可
分割:不可
粉砕:不明
製造販売会社
大興製薬
販売会社
アルフレッサ ファーマ 

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