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ATP注10mg「イセイ」

後発医薬品
販売名
ATP注10mg「イセイ」
薬価
10mg1管 61.00円
製造メーカー
コーアイセイ

添付文書情報2024年02月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
アデノシン製剤
一般名
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物注射液
禁忌
脳出血直後の患者[脳血管拡張により、再出血するおそれがある]。
効能・効果
1). 次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
2). 心不全。
3). 筋ジストロフィー症及びその類縁疾患。
4). 急性灰白髄炎。
5). 脳性小児麻痺<弛緩型>。
6). 進行性脊髄性筋萎縮症及びその類似疾患。
7). 調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
8). 耳鳴・難聴。
9). 消化管機能低下のみられる慢性胃炎。
10). 慢性肝疾患における肝機能の改善。
用法・用量
〈静脈内注射〉
アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、通常1回5~40mgを1日1~2回、等張ないし高張ブドウ糖注射液に溶解して、徐々に静脈内注射する。
〈点滴静脈内注射〉
アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、通常1回40~80mgを1日1回、5%ブドウ糖注射液200~500mLに溶解し、30~60分かけて点滴静脈内注射する。
〈筋肉内又は皮下注射〉
アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、通常1回5~40mgを1日1~2回筋肉内又は皮下注射する。
特定の背景を有する患者に関する注意
相互作用
10.2. 併用注意:ジピリダモール[ジピリダモールはアデノシン三リン酸<ATP>分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意すること(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック様症状(0.1%未満):胸内苦悶、悪心、顔面潮紅、咳、吃逆、熱感等があらわれた場合には投与を中止すること〔14.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、食欲不振。
2). 循環器:(頻度不明)一過性心悸亢進。
3). 精神神経系:(頻度不明)頭痛。
発現頻度は第1次再評価時の文献調査による集計に基づく。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
適用上の注意
14.1. 薬剤投与時の注意〈静脈内注射〉ゆっくり(10mgを1~2分で)静脈内に投与すること(急速に投与すると、一過性胸内苦悶、悪心、頭痛、顔面潮紅、咳、吃逆、発熱等があらわれることがある)〔11.1.1参照〕。
その他の注意
15.1. 臨床使用に基づく情報本剤を急速静脈内注射した場合に気管支痙攣を誘発したとの報告がある。
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17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 慢性肝炎患者に対する国内二重盲検比較試験
慢性肝炎患者にアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物40mg(n=117)又はプラセボ(5%ブドウ糖液)(n=116)を1日1回2週間点滴静脈内注射した二重盲検比較試験の結果、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物の有用性が認められた。副作用は、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物40mg群で4/117例(3.4%)認められ、悪心2例(1.7%)、めまい1例(0.9%)、動悸1例(0.9%)であった。

18.1 作用機序
ATPはその血行力学的並びに生化学的作用により各組織の代謝を賦活する。
18.2 血管拡張・血流増加作用
脳(イヌ、ネコ)、心臓(イヌ)、肝臓(イヌ)、胃(イヌ)、内耳(モルモット)の血流量を増加する。
18.3 代謝賦活作用
脳(モルモットin vitro)、心臓(イヌ、ウサギ)、肝臓(ラット)、内耳(モルモットin vitro)等の代謝活性を増加する。
18.4 筋収縮力増強作用
心筋(カエルin vitro)、骨格筋(カエルin vitro)、胃腸管平滑筋(ラットin vitro、健康人)の収縮力を増強する。
18.5 神経伝達効率化作用
神経伝達の効率化をはかる(ウシガエルin vitro)。

製造販売会社
コーアイセイ
販売会社
 

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