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トリノシンS注射液20mg

販売名
トリノシンS注射液20mg
薬価
20mg1管 59.00円
製造メーカー
トーアエイヨー

添付文書情報2024年07月改定(第2版)

商品情報

薬効分類名
アデノシン製剤
一般名
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物注射液
禁忌
脳出血直後の患者[脳血管拡張により、再出血など出血を増悪させるおそれがある]。
効能・効果
1). 次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
2). 心不全。
3). 筋ジストロフィー症及びその類縁疾患。
4). 急性灰白髄炎。
5). 脳性小児麻痺<弛緩型>。
6). 進行性脊髄性筋萎縮症及びその類似疾患。
7). 調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
8). 耳鳴・難聴。
9). 消化管機能低下のみられる慢性胃炎。
10). 慢性肝疾患における肝機能の改善。
用法・用量
〈静脈内注射〉
・ アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、通常1回5~40mgを1日1~2回、等張ないし高張ブドウ糖注射液に溶解して、徐々に静脈内注射する。
・ アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、通常1回40~80mgを1日1回、5%ブドウ糖注射液200~500mLに溶解し、30~60分かけて点滴静脈内注射する。
〈筋肉内又は皮下注射〉
アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、通常1回5~40mgを1日1~2回筋肉内又は皮下注射する。
特定の背景を有する患者に関する注意
相互作用
10.2. 併用注意:ジピリダモール[ジピリダモールはアデノシン三リン酸<ATP>分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意すること(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック様症状(頻度不明):胸内苦悶、悪心、顔面潮紅、咳、吃逆、熱感等があらわれた場合には投与を中止すること〔14.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、食欲不振。
2). 循環器:(頻度不明)一過性動悸。
3). 精神神経系:(頻度不明)頭痛。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
9.7.1. 低出生体重児、新生児:十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)。
適用上の注意
14.1. 薬剤投与時の注意〈静脈内注射〉ゆっくり(10mgを1~2分で)静脈内に投与すること(急速に投与すると、一過性胸内苦悶、悪心、頭痛、顔面潮紅、咳、吃逆、発熱等があらわれることがある)〔11.1.1参照〕。
〈筋肉内注射〉筋肉内注射時、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に配慮すること。
・ 〈筋肉内注射〉筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。
・ 〈筋肉内注射〉筋肉内注射時、繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行うこと。なお、乳児・幼児・小児には筋肉内注射を連用しないことが望ましい。
・ 〈筋肉内注射〉注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
その他の注意
15.1. 臨床使用に基づく情報本剤を急速静注した場合に気管支痙攣を誘発したとの報告がある。
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18.1 作用機序
アデノシン三リン酸(ATP)は生体組織内における高エネルギー源として、筋肉の収縮機構に関与するなど重要な生理作用を営むとともに次記のような薬理作用が認められている。
18.2 脳血管拡張作用
ネコを用いた試験では脳血管拡張作用が認められ、ヒヒを用いた試験では脳血流量の増加作用及び脳組織の酸素消費量の増加作用が認められている。
18.3 血管拡張作用
イヌを用いた試験では冠血管及び末梢血管を拡張させ、冠血流量と心拍出量を増加させる作用が認められている。

製造販売会社
トーアエイヨー
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