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プレベナー13水性懸濁注

販売名
プレベナー13水性懸濁注
薬価
0.5mL1筒 0.00円
製造メーカー
ファイザー

添付文書情報2021年09月改定(第3版)

商品情報

薬効分類名
細菌ワクチン類
一般名
沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)
規制区分
  • 特生
  • 特承
  • 覚原
接種不適当者予防接種を受けることが適当でない者
2.1. 本剤の成分又はジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者。
2.2. 明らかな発熱を呈している者。
2.3. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者。
2.4. 前記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者。
効能・効果
1). 高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fによる肺炎球菌感染症の予防。
2). 小児:血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23Fによる侵襲性肺炎球菌感染症の予防。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤に含まれている肺炎球菌血清型以外による感染症あるいは他の起炎菌による感染症を予防することはできない。
5.2. ジフテリアの予防接種に転用することはできない。
5.3. 肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者とは、次のような状態の者を指す。
・ 慢性的な心疾患、肺疾患、肝疾患又は腎疾患。
・ 糖尿病。
・ 基礎疾患若しくは治療により免疫不全状態である又はその状態が疑われる者。
・ 先天的又は後天的無脾症(無脾症候群、脾臓摘出術を受けた者等)。
・ 鎌状赤血球症又はその他の異常ヘモグロビン症。
・ 人工内耳の装用、慢性髄液漏等の解剖学的要因により生体防御機能が低下した者。
・ 前記以外で医師が本剤の接種を必要と認めた者。
用法・用量
〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉
1回0.5mLを筋肉内に注射する。
〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉
初回免疫:通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも27日間以上の間隔で皮下に注射する。
追加免疫:通常、1回0.5mLを1回、皮下に注射する。ただし、3回目接種から60日間以上の間隔をおく。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 接種対象者・接種時期
〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉本剤の接種は2か月齢以上6歳未満の間にある者に行う(標準として2か月齢以上7か月齢未満で接種を開始すること、ただし、3回目接種については、12か月齢未満までに完了し、追加免疫は12か月齢以降、標準として12~15か月齢の間に行うこと)。
また、接種もれ者に対しては次記の接種間隔及び回数による接種とすることができる。
(1). 7か月齢以上12か月齢未満の接種もれ者;初回免疫:1回0.5mLずつを2回、27日間以上の間隔で皮下に注射する、追加免疫:1回0.5mLを1回、2回目の接種後60日間以上の間隔で、12か月齢以降、皮下に注射する。
(2). 12か月齢以上24か月齢未満の接種もれ者;1回0.5mLずつを2回、60日間以上の間隔で皮下に注射する。
(3). 24か月齢以上6歳未満の接種もれ者;1回0.5mLを皮下に注射する。
7.2. CRM197とは異なるキャリアたん白を結合した肺炎球菌結合型ワクチンと本剤又は沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンとの互換性に関する安全性及び有効性は確立していない。
7.3. 同時接種
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる〔14.1.1参照〕。
肝機能障害を有する者
8.1. 本剤は「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」を参照して使用すること。
8.2. 被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察(視診、聴診等)によって健康状態を調べること。
8.3. 被接種者又はその保護者に、接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、痙攣等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。
8.4. 本剤と他のワクチンを同時に同一の被接種者に対して接種する場合は、それぞれ単独接種することができる旨の説明を行うこと。特に、本剤と他のワクチンを同時に同一の被接種者に対して接種する場合で被接種者が重篤な基礎疾患に罹患している場合は、単独接種も考慮しつつ、被接種者の状態を確認して慎重に接種すること(小児への同時接種については厚生労働省のホームページを参照)。
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
9.1.1. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。
9.1.2. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者〔9.2腎機能障害を有する者、9.3肝機能障害を有する者の項参照〕。
9.1.3. 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
9.1.4. 過去に痙攣の既往のある者。
9.1.5. 本剤の成分又はジフテリアトキソイドに対して、アレルギーを呈するおそれのある者。
9.1.6. 血小板減少症、凝固障害のある者、抗凝固療法施行中の者:筋肉注射部位の出血のおそれがある。
腎機能障害を有する者:接種要注意者である〔9.1.2参照〕。
肝機能障害を有する者:接種要注意者である〔9.1.2参照〕。
副作用
次の副反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副反応11.1.1. ショック、アナフィラキシー(頻度不明)。
11.1.2. 痙攣(頻度不明)。
11.1.3. 血小板減少性紫斑病(頻度不明):紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等が認められた場合には、血液検査等を実施すること。
11.2. その他の副反応1). 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉①. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉皮膚:(1~10%未満)発疹、(頻度不明)血管性浮腫、多形紅斑、蕁麻疹、蕁麻疹様発疹。
②. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉呼吸器:(頻度不明)呼吸困難、気管支痙攣。
③. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉投与部位(注射部位):(10%以上)疼痛(49.3%)、紅斑(19.6%)、腫脹(17.0%)、上腕の可動性低下(16.4%)、(1%未満)そう痒感、(頻度不明)皮膚炎、蕁麻疹、硬結、圧痛。
④. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉消化器:(1~10%未満)下痢、食欲減退、(1%未満)嘔吐、悪心。
⑤. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉血液:(1%未満)注射部位に限局したリンパ節症。
⑥. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉精神神経系:(10%以上)頭痛(13.2%)、(1%未満)中期不眠症、(頻度不明)易刺激性、傾眠状態、睡眠増加、不安定睡眠、不眠。
⑦. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉筋・骨格系:(10%以上)筋肉痛(21.6%)、(1~10%未満)関節痛、(頻度不明)筋肉痛増悪、関節痛増悪。
⑧. 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉その他:(10%以上)疲労(21.0%)、(1~10%未満)発熱、悪寒。
2). 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉①. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉皮膚:(1~10%未満)蕁麻疹、発疹、(頻度不明)血管性浮腫、蕁麻疹様発疹、多形紅斑。
②. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉呼吸器:(1~10%未満)感冒(鼻咽頭炎等)、(頻度不明)呼吸困難、気管支痙攣。
③. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉投与部位(注射部位):(10%以上)紅斑(84.0%)、腫脹(69.7%)、疼痛・圧痛(28.2%)、(1~10%未満)硬結、(頻度不明)皮膚炎、蕁麻疹、そう痒感。
④. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉消化器:(10%以上)食欲減退(31.4%)、(1~10%未満)下痢、(1%未満)嘔吐。
⑤. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉血液:(頻度不明)注射部位に限局したリンパ節症。
⑥. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉精神神経系:(10%以上)傾眠状態(52.1%)、易刺激性(45.2%)、不安定睡眠(38.0%)、(1%未満)泣き、(頻度不明)筋緊張低下-反応性低下発作。
⑦. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉その他:(10%以上)発熱(71.3%)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
9.7.1. 〈肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉6歳未満の者を対象とした有効性及び安全性を指標とした国内臨床試験は実施していない。
9.7.2. 〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉生後6週未満の者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤接種時の注意14.1.1. 接種時(1). 注射針及び注射筒は被接種者ごとに取り換えること(開封後の使用は1回限りとし、再滅菌・再使用はしないこと)。
(2). 「プレベナー13水性懸濁注の使用方法」に従い接種準備を行うこと。
(3). 本剤を他のワクチンと混合して接種しないこと〔7.3参照〕。
(4). 注射針の先端が血管内に入っていないことを確かめること。
14.1.2. 接種部位〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉接種部位は、通常、上腕三角筋とし、アルコールで消毒する(なお、高齢者の臀部又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者の臀部には注射しないこと)。
〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉接種部位は、通常、上腕伸側とし、アルコールで消毒する。
14.1.3. 筋肉内注射時〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉筋肉内注射に当たっては、組織・神経等への影響を避けるため次記の点に注意すること。
(1). 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉針長は筋肉内接種に足る長さであるが、組織や血管あるいは骨に到達しないよう、各接種者に対して適切な針長を決定すること。
(2). 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉筋肉内注射時神経走行部位を避けること。
(3). 〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
その他の注意
15.1. 臨床使用に基づく情報〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉海外臨床試験において、造血幹細胞移植を受けた者に本剤を4回接種(初回免疫として1か月以上の間隔で3回、3回目接種から6か月の間隔をおき追加免疫として1回)した時の血清IgG濃度は、同じ年齢群の健常人に本剤を1回接種した時と同様であることが示唆された。
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17.1 有効性及び安全性に関する試験
〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者:肺炎球菌による感染症の予防〉
17.1.1 国内第III相試験
肺炎球菌ワクチン接種歴のない65歳以上の高齢者764例を対象に実薬対照、無作為化割付け、Modified二重盲検試験を実施した。1:1比で本剤(以下、13vPnC)又は23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチン(以下、23vPS)の2群に無作為に割付け(13vPnC接種群:382例、23vPS接種群:382例)、いずれかのワクチン0.5mLを1回筋肉内接種した。
13vPnC後14日間(接種当日を含む)に、局所(注射部位)の副反応注1)は、179/321例(55.8%)で認められ、主なものは、疼痛:141/317例(44.5%)、紅斑:86/312例(27.6%)、腫脹:65/310例(21.0%)及び上腕の可動性の低下:48/312例(15.4%)であった。また、全身性の副反応注1)は、119/314例(37.9%)で認められ、主なものは、筋肉痛:58/311例(18.6%)、疲労:50/309例(16.2%)及び頭痛:28/308例(9.1%)であった(承認時)。
免疫原性:13vPnCと23vPSに含まれる全12共通血清型について、13vPnC接種1か月後の血清型特異的オプソニン化貪食活性(OPA)幾何平均抗体価(GMT)(以下、OPA GMT)は、23vPS接種群と比較して非劣性であった注2)。また、13vPnCのみに含まれる血清型6Aについて、OPA抗体価が、ワクチン接種前から接種後1か月時までに4倍以上上昇した被験者の割合は、13vPnC接種群(72.9%)の方が、23vPS接種群(45.8%)と比較して統計学的に有意に高かった注3)。
注1:被験者(高齢者)が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
注2:OPA GMT比(13vPnC/23vPS)の両側95%信頼区間(CI)下限>0.5
注3:OPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合の差の両側95%CI下限>0
13vPnC又は23vPSの接種1か月後のOPA GMTの比較
→図表を見る(PDF)

17.1.2 海外第III相試験(TIV併用)
23vPS接種歴のない高齢者を対象とした3価不活化インフルエンザワクチン(以下、TIV)との同時接種試験(欧州)
肺炎球菌ワクチン接種歴のない65歳以上の高齢者1160例を対象に、13vPnCとTIVを同時接種する無作為化割付け、二重盲検試験を実施した。1:1比で、1回目接種ワクチン/2回目接種ワクチンとして、13vPnC+TIV/プラセボ(同時接種群)又はプラセボ+TIV/13vPnC(単独接種群)の2群に無作為に割付け(同時接種群:580例、単独接種群:580例)、接種順序に従い、1回目のワクチン各0.5mLを1回、異なる腕に筋肉内接種し、その1か月後に2回目のワクチンを接種した。
接種後14日間(接種当日を含む)に、局所(注射部位)の副反応注4)は、13vPnC+TIV/プラセボ(同時接種群)の1回目接種後で229/488例(46.9%)、プラセボ+TIV/13vPnC(単独接種群)の2回目接種後で219/470例(46.6%)であり、TIVとの同時接種により局所反応の発現率が上昇することはなかった。また、全身性の副反応注4)は、13vPnC+TIV/プラセボ(同時接種群)の1回目接種後で307/510例(60.2%)であり、プラセボ+TIV/13vPnC(単独接種群)の2回目接種後の237/488例(48.6%)と比較して高かった(承認時)。
免疫原性:TIVに含まれる3つのウイルス抗原(A/H1N1、A/H3N2及びB株)について、13vPnC+TIV同時接種群の1か月後のHI抗体価は、TIV単独接種群と比較して、A/H1N1株及びB株について非劣性注5)が示されたが、A/H3N2株について、わずかに非劣性基準を下回った。一方、欧州医薬品庁(EMA)の季節性不活化インフルエンザワクチンの毎年の製造株変更時の安全性及び有効性の評価に関するガイダンス(CPMP/BWP/214/96)において、有効性(予防効果)と相関する免疫原性の評価基準が定められており、この基準を用いて免疫原性の評価を行ったところ、13vPnC+TIV同時接種群の1回目接種1か月後のHI抗体価は、3株とも評価基準をすべて満たした。
13vPnCに含まれる13血清型について、13vPnC+TIV同時接種1か月後のIgG抗体濃度の幾何平均濃度(以下、IgG GMC)は、13vPnC単独接種群と比較して、13血清型中12血清型について非劣性注6)が示されたが、血清型19Fについて、IgG GMC比の95%CIの下限が0.49で非劣性基準をわずかに下回った。13vPnC+TIV同時接種1か月後のOPA GMTは、13vPnC単独接種群と比較して、血清型4、7F及び9Vを除くすべての血清型について非劣性注7)であった。
注4:被験者(高齢者)が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
注5:HI抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合の差の両側95%CI下限>-0.10
注6:IgG GMC比の両側95%CI下限>0.5
注7:OPA GMT比の両側95%CI下限>0.5
13vPnC+TIV/プラセボa)(同時接種群)の1回目接種後とプラセボ+TIV/13vPnCa)(単独接種群)の2回目接種後のOPA GMTの比較
→図表を見る(PDF)

17.1.3 国内第III相試験
肺炎球菌ワクチン接種歴のない6歳以上65歳未満の肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者206例を対象に単群、非盲検試験を実施した。13vPnC1回0.5mLを1回筋肉内接種した。リスクには、慢性心疾患、慢性肺疾患、慢性肝疾患、慢性腎疾患、糖尿病、血液又は固形臓器の悪性腫瘍、HIV感染、免疫抑制作用を有する薬剤での治療、その他の疾患(潰瘍性大腸炎、無脾症候群、原発性免疫不全症候群、結合組織障害)が含まれた。
18歳以上65歳未満の年齢群では、13vPnC接種後14日間(接種当日含む)に、局所(注射部位)の副反応注8)は、98/146例(67.1%)で認められ、主なものは、疼痛:96/145例(66.2%)、腫脹:17/136例(12.5%)、及び紅斑:10/135例(7.4%)であった。また、全身性の副反応注8)は、85/145例(58.6%)で認められ、主なものは、疲労:47/142例(33.1%)、筋肉痛:38/139例(27.3%)、頭痛:33/141例(23.4%)、下痢:26/141(18.4%)及び関節痛:19/138(13.8%)であった。
6歳以上18歳未満の年齢群では、13vPnC接種後7日間(接種当日含む)に、局所(注射部位)の副反応注9)は、43/52例(82.7%)で認められ、主なものは、疼痛:41/52例(78.8%)、腫脹:16/47例(34.0%)、及び紅斑:10/47例(21.3%)であった。また、全身性の副反応注9)は、31/51例(60.8%)で認められ、主なものは、疲労:18/48例(37.5%)、筋肉痛:15/49(30.6%)、頭痛:12/49例(24.5%)及び発熱:7/48(14.6%)であった。
免疫原性:
13vPnCに含まれる全血清型について、13vPnC接種1か月後のOPA GMTは、接種前と比較して上昇した。
13vPnCに含まれる全血清型について、13vPnC接種1か月後のIgG注10)GMCは、接種前と比較して上昇した。
注8:被験者が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
注9:保護者が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
注10:IgGはdirect Luminex immunoassay(dLIA)を用いて測定
13vPnCの接種1か月後のOPA GMTの比較
→図表を見る(PDF)

13vPnCの接種1か月後のIgG GMCの比較
→図表を見る(PDF)

〈小児:肺炎球菌による侵襲性感染症の予防〉
17.1.4 国内第III相試験(同時接種)
生後3~6か月齢の健康乳幼児551例(本剤[13vPnC]+DPT同時接種群:183例、沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン[7vPnC]+DPT同時接種群:184例、DPT単独接種群:184例)を対象に無作為化二重盲検試験を実施した。13vPnC+DPT同時接種群では、13vPnC及びDPTの各0.5mLを計4回(初回免疫として3回、追加免疫として1回)皮下接種した。
13vPnC接種後7日間(接種当日を含む)に、局所(注射部位)の副反応注11)は、1回目接種では119/175例(68.0%)、2回目接種では119/167例(71.3%)、3回目接種では106/171例(62.0%)、4回目接種では105/153例(68.6%)で認められ、主なものは、紅斑:1回目100/171例(58.5%)、2回目104/166例(62.7%)、3回目90/168例(53.6%)、4回目92/148例(62.2%)、腫脹:1回目69/168例(41.1%)、2回目77/160例(48.1%)、3回目72/164例(43.9%)、4回目73/149例(49.0%)であった。また、13vPnCとDPTを同時接種後7日間(接種当日を含む)に、全身性の副反応注11)は、1回目接種では108/177例(61.0%)、2回目接種では104/170例(61.2%)、3回目接種では97/168例(57.7%)、4回目接種では93/148例(62.8%)で認められ、主なものは、発熱(37.5℃以上):1回目61/168例(36.3%)、2回目61/166例(36.7%)、3回目57/163例(35.0%)、4回目71/145例(49.0%)であった(承認時)。
免疫原性:侵襲性肺炎球菌感染症に対する感染予防効果と相関する免疫原性指標として、初回免疫1か月後のIgG抗体濃度0.35μg/mLが、WHOから提示されている。13vPnCを接種したときの初回免疫後及び追加免疫後のIgG抗体濃度が0.35μg/mLに達した被験者の割合は、それぞれ97.7~100.0%及び98.7~100.0%であった。また、初回免疫後及び追加免疫後の各血清型に対するIgG GMCは、それぞれ3.64μg/mL(血清型23F)~13.86μg/mL(血清型14)、2.48μg/mL(血清型3)~19.70μg/mL(血清型14)の範囲であった。
注11:保護者が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
13vPnC又は7vPnCの初回免疫後に肺炎球菌血清型のIgG抗体濃度が0.35μg/mLに達した被験者の割合(%)
→図表を見る(PDF)

13vPnC又は7vPnCの追加免疫後に肺炎球菌血清型のIgG抗体濃度が0.35μg/mLに達した被験者の割合(%)
→図表を見る(PDF)

17.1.5 国内第III相試験(単独接種)
生後2~6か月齢の健康乳幼児193例を対象に13vPnC0.5mLを計4回(初回免疫として3回、追加免疫として1回)皮下接種した。
13vPnC接種後7日間(接種当日を含む)に、局所(注射部位)の副反応注12)は、1回目接種では139/186例(74.7%)、2回目接種では136/180例(75.6%)、3回目接種では123/174例(70.7%)、4回目接種では122/170例(71.8%)で認められ、主なものは、紅斑:1回目138/186例(74.2%)、2回目134/180例(74.4%)、3回目116/171例(67.8%)、4回目113/166例(68.1%)、腫脹:1回目83/176例(47.2%)、2回目93/173例(53.8%)、3回目89/165例(53.9%)、4回目93/163例(57.1%)であった。また、全身性の副反応注12)は、1回目接種では119/182例(65.4%)、2回目接種では114/177例(64.4%)、3回目接種では93/162例(57.4%)、4回目接種では106/160例(66.3%)で認められ、主なものは、発熱(37.5℃以上):1回目56/170例(32.9%)、2回目54/163例(33.1%)、3回目62/154例(40.3%)、4回目76/150例(50.7%)であった(承認時)。
免疫原性:初回免疫後及び追加免疫後のIgG抗体濃度が0.35μg/mLに達した被験者の割合は、それぞれ97.2~100.0%及び98.9~100.0%であった。また、初回免疫後及び追加免疫後の各血清型に対するIgG GMCは、それぞれ2.57μg/mL(血清型23F)~14.69μg/mL(血清型14)、2.06μg/mL(血清型3)~16.33μg/mL(血清型14)の範囲であった。
注12:保護者が電子日誌にて報告したもの。発現頻度は、各副反応を少なくとも1日「有り」又は全日「なし」と報告した被験者数を分母として算出した。
13vPnCを接種後に肺炎球菌血清型のIgG抗体濃度が0.35μg/mLに達した被験者の割合(%)
→図表を見る(PDF)

17.2 製造販売後調査等
23vPS接種歴のある50歳以上の成人を対象とした4価不活化インフルエンザワクチン(以下、QIV)との同時接種試験(米国)
肺炎球菌ワクチン接種歴のある50歳以上の成人882例を対象に、13vPnCとQIVを同時接種する製造販売後臨床試験(無作為化二重盲検試験)を実施した。
1:1比(各群441例)で、1回目接種ワクチン/2回目接種ワクチンとして、13vPnC+QIV/プラセボ(同時接種群)又はプラセボ+QIV/13vPnC(単独接種群)の2群に無作為に割付け、1回目のワクチン各0.5mLを1回、異なる腕に筋肉内接種し、その1か月後に2回目のワクチンを接種した。
観察期間(1回目接種後から2回目接種の28~42日後まで)に発現した副反応注13)は、13vPnC+QIV/プラセボ(同時接種群)で13/439例(3.0%)、プラセボ+QIV/13vPnC(単独接種群)で12/432例(2.8%)にみられた。主な副反応は、注射部位疼痛で、同時接種群1.8%、単独接種群0.7%であった。
免疫原性:13vPnCに含まれる13血清型全てについて、同時接種群の13vPnC+QIV接種1か月後のOPA GMTは、単独接種群の13vPnC接種1か月後と比較して非劣性注14)が示された。また、QIVに含まれる4つのウイルス抗原(A/H1N1、A/H3N2、B/Brisbane及びB/Massachusetts)全てについて、同時接種群の13vPnC+QIV接種1か月後の標準赤血球凝集抑制試験(HAI)GMTは、単独接種群のプラセボ+QIV接種1か月後と比較して非劣性注15)が示された。
注13:来院時に被験者からの聞き取りにより報告された事象を症例報告書で収集したもの
注14:OPA GMT比の両側95%CI下限>0.5
注15:HAI GMT比の両側95%CI下限>0.5
13vPnC+QIV/プラセボa)(同時接種群)の1回目接種後とプラセボ+QIV/13vPnCa)
→図表を見る(PDF)

18.1 作用機序
肺炎球菌ポリサッカライドワクチンは、T細胞に依存しない免疫応答を惹起するが、乳幼児に対して十分な免疫原性を確保することは困難である。しかし、無毒性変異ジフテリア毒素(CRM197)等のキャリアたん白を結合した結合型ワクチンは、T細胞依存性抗原として機能するため免疫記憶が成立し、乳幼児及び成人において機能的かつ有効な抗体産生を促し、ブースター効果を誘導することが確認されている。

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