診療点数・診療報酬・レセプト・処方箋・薬価・添付文書のことを調べるならしろぼんねっと

スクラッチダニアレルゲンエキス「トリイ」100,000JAU/mL

販売名
スクラッチダニアレルゲンエキス「トリイ」100,000JAU/mL
薬価
1mL1瓶 8110.00円
製造メーカー
鳥居薬品

添付文書情報2023年10月改定(第1版)

商品情報

薬効分類名
その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く)
一般名
診断用アレルゲンエキス注射液

-

効能・効果
診断
アレルギー性疾患のアレルゲンの確認。
用法・用量
診断
通常乱刺(プリック)又は切皮(スクラッチ)法により皮膚面に出血しない程度に傷をつけ、本品1滴を滴下し、15~30分後に膨疹径が対照の2倍以上又は5mm以上を陽性とする。
なお、対照液はアレルゲンスクラッチエキス対照液「トリイ」を用いる。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 正確な皮膚反応テストを行うため、皮膚反応テスト検査前日から抗ヒスタミン薬やメディエーター遊離抑制薬等の投与を中止すること。
また、皮膚反応テストを実施する約1週間前から投与を中止することが望ましい薬剤があるので注意すること。
7.2. 反応が陰性を示したときでも、問診等から原因アレルゲンとして特に疑われる場合には、日を改めて再検査することが望ましい。
合併症・既往歴等のある患者
8.1. ショック、アナフィラキシー等の発現を予測するため、十分な問診を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.2. ショック、アナフィラキシー等の発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと〔11.1.1参照〕。
8.3. 投与後患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと〔11.1.1参照〕。
9.1.1. 非選択的β遮断薬投与中の患者:検査のために本剤が投与されたときに、本剤による反応<アレルギー反応>が強くあらわれることがある(また、本剤によるアレルギー反応の処置のためにアドレナリンを投与したとき、アドレナリンの効果が通常の用
量では十分発現しないことがある)。
9.1.2. 三環系抗うつ薬投与中及びモノアミンオキシダーゼ阻害薬<MAOI>投与中の患者:本剤によるアレルギー反応の処置のためにアドレナリンを投与したとき、アドレナリンの効果が増強されることがある。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):くしゃみ、蕁麻疹、血管浮腫、不快感、口内異常感、喘鳴、耳鳴等の異常があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと〔8.1-8.3参照〕。
11.2. その他の副作用
過敏症:(1~2%未満)紅斑(投与部位外)、(頻度不明)喘息発作の誘発、眼瞼浮腫又は口唇浮腫、発疹、そう痒等。
高齢者
検査に際しては注意すること(一般に生理機能が低下している)。
授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。但し、妊娠中はヒスタミン遊離が考えられる広範な皮膚反応テストは避けること(ヒスタミンは子宮筋収縮作用を有することが知られている)。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は5歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
取扱い上の注意
14.1. 薬剤投与後の注意投与部位のアレルギー症状が数日持続する場合がある。
14.2. 診断上の注意原因アレルゲンの特定に際しては、本剤による検査結果のみではなく、問診や特異的IgE抗体検査の結果等も踏まえて総合的に判定すること。
20.1. 外箱開封後は遮光して保存すること。
20.2. 使用後は汚染を防ぐためスポイトキャップをよく締めること。
-

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相臨床試験
5歳以上63歳以下の通年性アレルギー性鼻炎患者又は喘息患者80例を対象に、既存のアレルゲンスクラッチエキス「トリイ」ダニ注)を対照とした無作為化二重盲検比較試験による皮膚反応テスト(プリック法)判定結果の一致率は次のとおりであった。
注)ダニ種:コナヒョウヒダニ
濃度:50%グリセリン食塩溶液で抽出した原料重量に対し100倍液(1:100)
アレルゲンスクラッチエキス「トリイ」ダニ判定結果との一致率
(1)陽性一致率:98.6%(73例/74例)
(2)陰性一致率:66.7%(4例/6例)
(3)診断一致率:96.3%(77例/80例)
→図表を見る(PDF)

副作用は検査後四肢(手、足、下腿)の紅斑が1.3%(1/80例)で認められた。

18.1 測定法
本剤は投与皮膚局所においてヒスタミン等のケミカルメディエーターを遊離させ、膨疹及び紅斑を惹起させると考えられる。

製造販売会社
鳥居薬品
販売会社
 

おくすりのQ&A

解決済回答3

滑液の細菌培養同定検査について

整形外科で医療事務をやっております。...

薬価・添付文書 

受付中回答2

ビソノテープの適応病名について

ビソノテープの適応病名が、高血圧症と頻脈性心房細動となっていますが
発作性上室頻拍の病名でも査定されませんでしょうか

薬価・添付文書 その他

受付中回答6

セレコキシブ

セレコキシブで胸痛の病名で通りますか?

薬価・添付文書 

解決済回答2

ニチファーゲンについて

お世話になっております。
質問カテゴリー・質問内容がここで合ってるか不明ですがお聞きしたいです。
当院は入院施設のないクリニックです。...

薬価・添付文書 その他

受付中回答1

袋入り薬剤の薬剤料について

問題集の問題に「袋入り薬剤を0.8袋使用し注射を行った場合の薬剤料は(A  0.8袋、 B...

薬価・添付文書 その他

わからないことがあったら、
気軽にすぐ質問しよう!

質問する

このコミュニティは、各種法令・通達が実務の現場で実際にはどう運用されているのか情報共有に使われることもあります。解釈に幅があるものや、関係機関や担当者によって対応が異なる可能性のあることを、唯一の正解であるかのように断言するのはお控えください。「しろぼんねっと」編集部は、投稿者の了承を得ることなく回答や質問を削除する場合があります。